「社協みうら」第216号


みうらの至福人


地域社会の一員として。

「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。今回ご紹介するのは、第70回神奈川県社会福祉大会において、共同募金運動功労者として神奈川県知事表彰を受賞した、通り矢区区長 出口光一さんです。「通り矢区は、54世帯と小規模な区です。区民会館で、市の元気アップ教室を継続して実施しています。共同募金は、昔からずっと続けてきたものを受け継いでいます。募金は市民の務めでもあると思っています。」

「社協みうら」第216号のラインラップ

みうらの至福人 ― 出口光一さん

  • 特集・当事者理解に向けて~田村一輝さんの取り組み~
  • 三浦市ボランティア情報
  • 自立支援最前線―相談支援事業所エール
  • サロン訪問記
  • 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
  • 三浦市社協ってどんなところ?―どんどん!デイサービスセンター
  • オレンジ会のご案内
  • 防災イベントを開催しました
  • 職員募集中です
  • 弁当提供業務委託者公募のお知らせ
  • 教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
  • 福祉カレンダー

当事者理解に向けて
~田村一輝さんの取り組み~

 意欲的に福祉教育に取り組む田村一輝さんをご紹介します。
脳性麻痺により、生まれたときから四肢に障害がある田村さんは、車いすを利用して生活しています。剣崎小学校、南下浦中学校、横須賀市の特別支援学校を卒業し、現在は障害者福祉事業所の三浦創生舎に通っています。
 昨年、本会の介護職員初任者研修の「障害の理解」の一コマで、自身の障害や必要な支援、自立の考え方、介護職を目指す人へのメッセージをお話しいただきました。
 また、昨年十一月、市立旭小学校四年生の福祉教育にご協力いただきました。障害や日常生活のお話をした後、生徒の質問に答えました。質疑応答の内容を一部掲載します。
車イスで移動していて、どんなところが怖いですか?
 傾斜のある坂道が怖いです。一人では上りきれず後ろに下がってしまうので、誰かに車イスを押してもらう必要がありますね。
階段がたくさんある駅のホームで、もしエレベーターがなかったらどうなってしまうのでしょうか?
 昔は三浦海岸駅にエレベーターがなく、利用できなかったです。他の駅で、たまたまエレベーターがなくて困ったとき、駅員さんや周りの人に、車いすごと抱えてもらったこともありました。
*  *  *
 田村さんに、思いを伺いました。
 介護職員初任者研修やこの福祉教育には「自分のことを知って欲しい」という思いで協力しています。
 今回初めて小学生を対象にお話ししました。緊張しましたが、やってみてよかったです。生徒の皆さんは、わからないことは積極的に尋ねてくれました。関心を持って臨んでいただいたので、こちらもやりがいがありました。
 授業の後、感想文をいただき、自分の思いが伝わっていたことがわかり、嬉しかったです。普段、子どもたちは、私のような人に接する機会は少ないと思いますので、理解のきっかけになれば幸いです。
 できることであれば、地元……、特にお世話になった母校に貢献したいです。ぜひ機会をください。よろしくお願いします!
*  *  *
 田村さんのお話で特に印象に残った言葉は、「努力してもできないことは、周りの人にお願いして、自分が頑張ってできることは努力する。」です。これからのますますのご活躍を期待しています!(齋田)



ボラ協の活動をご紹介します
十月十八日、潮風アリーナにて、三浦市ボランティア連絡協議会(ボラ協)の会員がイベント募金の活動をしました。ゆめクラブみうらのスポーツ大会において、赤い羽根募金活動をおこないました。(右写真)ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
また、十一月十九日に開催されたみうら市民まつりにおいて、ステージの司会進行と生花、フランクフルトの販売をおこないました。天気に恵まれ、多くの方が立ち寄ってくださり、完売できました。ありがとうございました。
ボラ協が発行する広報誌「ボラ協情報」は、十月末で百号を迎えました。「明るく、楽しく、無理せず」をモットーに会員募集中です。興味のある方は左記☎までお問い合わせください。

自立支援最前線『相談支援事業所エール』
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自立支援最前線
視野障害が出る前は、車も運転し、働いていました。目が見えなくなって、生活が一変しました。
これまでできていたことができなくなり「これからどうやって生きていけばいいのか、仕事はどうするか。」と、毎日不安しかありませんでした。
川崎市視覚障害者情報文化センターで白杖を購入した際に、職員に様々な悩みごとを相談したことから、エクセルやワードの操作を訓練する日本視覚障害者職能開発センターに結びつきました。オンラインを活用して、日々勉強に励んでいます。
また、指導者や仲間から日常の体験談等を聞く機会もあり、物事を前向きに考えられるようになりました。
今後の目標は、一人暮らしに向けて学べることを学んでいき、資格取得や就職に挑戦したいです。(本人談)

三浦市社会福祉協議会が運営する「相談支援事業所エール」へのお問い合わせは…☎888-7347

サロン訪問記
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サロン訪問記
三崎サロンは、三崎下町「認知症高齢者対応型通所介護事業所ぶらい庵」の二階にある、ボランティアセンター三崎支所において、三浦市社協が開催している未病サロンです。社協の職員が持ち回りで担当しています。主な内容は、ストレッチ体操や脳トレーニングです。
取材した日は、権利擁護センターいっしょから、日常生活自立支援事業と成年後見制度についてのミニ講座をしていました。さらに、権利擁護に関係する歌をギターで演奏しながら歌いました。参加している方からは、「生活のためになる話を聞くことができ、ギター演奏を聴くこともできて、とても有意義な時間だった。またやってほしい。」との感想をいただきました。
地域包括支援センターおまかせがサロンを担当するときは、介護保険に関する相談をしていただくこともできます。
参加者募集中です。どなたでも参加できますので、お気軽に足を運んでいただけると嬉しいです。(森)

狩倉弁護士のワンポイント法律相談
法律相談は1月19日・2月9日。予約制☎888-7347
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狩倉弁護士のワンポイント法律相談

Q:昨年、夫と協議離婚し、私が子どもの親権者になり、養育していくことになりました。夫は、離婚時には養育費を支払うと約束しましたが、現在まで送金してきません。養育費を支払ってもらうには、どうしたらよいでしょうか。

A:前夫との養育費を支払う旨の約束が公正証書によってなされており、公正証書に支払が滞った時は直ちに強制執行に服す旨の文言が記載されている場合には、公正証書により、前夫の給料や預金等を差し押さえるといった強制執行の申立を裁判所にすることができます。将来分の養育費が存在する場合には、支払期限が到来していない将来分を含めて一括して強制執行をすることもできる(民事執行法151条の2)ので、給料の差押えを申し立て、将来にわたる前夫の給料の2分の1までを差し押える(同法152条3項)ことも可能です。
一方、養育費支払の約束が口頭である場合や任意の合意書面による場合には、前述したような公正証書を新たに作成する方法や、合意に基づき養育費の支払を求める民事訴訟を提起することが考えられます。もっとも、支払をしない前夫から公正証書作成の協力を得ることは難しく、また、裁判は長期化が予想され、弁護士費用もかかるため、日々の子どもの監護・養育に必要な養育費の請求になじまない場合があります。
そこで、養育費請求調停を家庭裁判所に申し立てる方法が考えられます。調停は、弁護士をつけず本人でも可能ですし、訴訟よりは早期に解決する可能性があります。また、調停が成立すれば、調停調書により、支払が滞った際の強制執行が可能となります。
(担当弁護士:小川拓哉)

三浦市社協ってどんなところ?
事業紹介「どんどん!デイサービスセンター」
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事業紹介
今回は「どんどん!デイサービスセンター」についてご紹介します。
私たちのセンターは、リハビリに特化した半日型のデイサービスです。
リハビリと聞くと、運動を連想する方が多いと思いますが、当センターでは身体をしっかり動かすことはもちろんですが、「心と身体の健康」を目標に、周りの人や職員とのコミュニケーションも大切にしています。運動をしながら会話や場の雰囲気も楽しんでもらいたいと思っています。
午前または午後の三時間のご利用時間に、運動の機会と笑い声が絶えない場所を提供できるよう、職員一同、日々頑張っています。
見学のご希望があれば随時承っておりますので、是非ご連絡お待ちしております。(眞鍋)

▼三浦市社協 スタッフブログ
https://www.shakyo-miura.com/cgi-bin/blog/diary.cgi
▼三浦市社協の紹介動画をYouTubeにて公開中です!
https://www.youtube.com/watch?v=ImWKv6wONwY

オレンジ会(認知症家族の会)のご案内 Information
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認知症の家族を介護している同じ境遇の方と、日ごろの悩みや不安を語り合いませんか。
一人で悩まないでください。誰かに話すことで、新たな気づきがあるかもしれません。
日 時:令和6年2月16日(金)10~12時
場 所:三浦市社会福祉協議会安心館 菊名1258-3
対 象:現在、認知症の方を介護している方、身近に認知症の方を介護している方がいる方など
申込み・お問い合わせは…植村(☎874-9882)までお願いいたします。

防災イベントを開催しました Information
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昨年11月25日、ゆずリハとHUGくみにおいて、保護者・きょうだい児も参加する防災イベントを開催しました。
横須賀市消防局三浦消防署の消防隊員に来ていただきました。消防車を目の前で見せていただき、皆感動していました。
消防服を着せていただき、気分は消防士でした!写真撮影をした後は、消防士さんから災害のお話を聞きました。皆、真剣に話を聞いていました。

職員募集中です Information
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現在、理学療法士、介護職員(非常勤)、ケアマネジャー、看護師(准看護師)を募集しています。
詳しくは、事務局 高根沢(☎888-7347)までお問い合わせください。

弁当提供業務委託者公募のお知らせ Information
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本会の各事業所における弁当提供業務の一部について、外部委託することになりました。ついては公募をおこないます。
詳しくは、本会ホームページ内スタッフブログをご覧ください。
担当:事務局 高根沢(☎888-7347)

教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
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テーマ「自助具(調理編)」
自助具とは、病気や障害によって、不自由になった身体の状態に合わせて工夫された道具のことです。今回は調理に関わるものをご紹介します。
①は、指先の力が弱くても、飲み物や入れ物の蓋を開け閉めできるようにします。
②手首や指に制限があっても、角度を調節し使うことができる包丁です(画像は公益財団法人テクノエイド協会 生活便利用具《自助具》データベースより引用)。道具の工夫で、調理できるようになり、自分の食べたいものを自分で作る喜びが生まれます。
本記事に関するお問い合わせは☎八七六-八六五五(フレイルサポートセンター)までお願いいたします。


福祉カレンダー
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2024年1月
10日どんまい市役所販売
12日表彰式典・祝賀会
18日どんまい市立病院販売
   ボラセンランチ会
19日無料法律相談

2024年2月
8・22日どんまい市立病院販売
9日無料法律相談
15日ボラセンランチ会
16日オレンジ会
28日どんまい市役所販売

未病サロン情報
その他の地区でも不定期開催しています。詳しくは下記☎までお問い合わせください。

2024年1月
9日シーアイ・小網代会館
9・22日氏子会館
9・23日飯森中区
10日宮川会館・海外楽友会
10・24日ボラセン三崎
11・25日ボラセン
12日老人福祉保健センター
16日暖館・海外区
17日GHみづき
19日市民交流センター
26日あんじゅ三崎口

2024年2月
1日日の出会館
1・15日ボラセン
2日老人福祉保健センター
6日シーアイ
6・20日飯森中区
7日宮川会館
9日市民交流センター
13日小網代会館
13・26日氏子会館
14日海外楽友会
14・28日ボラセン三崎
20日暖館・海外区
21日GHみづき

みうらふれあいサロン情報

2024年1月
9・23日上宮田県営団地・羊の家
10・17・24日城ヶ島区民センター
11・18・25日勤労市民センター
19・26日岬陽小
22日初声市民センター

2024年2月
2・16日岬陽小
8・15・22日勤労市民センター
13・27日上宮田県営団地・羊の家
14・21・28日城ヶ島区民センター
26日初声市民センター

掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。
お問い合わせは… ☎888-7347
事務局において、在宅勤務を実施しております。御用の方は、お越しになる前にお電話にてご予約ください。
本件に関するお問い合わせは…
☎888-7347までお願いいたします。

Web Magazine
『社協みうら』
地域福祉の総合情報誌

〒238-0102 
三浦市南下浦町菊名1258-3
事務局
TEL 046-888-7347
FAX 046-889-1561
発行責任者:杉山実
編集人:高根沢奈津子

社協会員募集!

三浦市社会福祉協議会では、その社団的性格から、会員制を敷いています。   
当協議会の会員制度は、社協活動を通じて地域福祉を推進する助け合いの仕組みです。皆様からお寄せいただいた会費は、福祉のまちづくりのための貴重な財源として活用されます。

一般会費 : 一口1,000円
賛助会費 : 一口3,000円

☎ 046-888-7347

ご意見、要望、コメント
    朗読「ひばりの会」

    「ひばり89号」A面です。

    「ひばり89号」B面です。

    三浦市を中心にし、朗読の勉強会、保育園や高齢者施設などへの朗読や­紙芝居のボランティアに行っているボランティアサークル「ひばりの会」さん朗読をお楽しみ下さい。