「社協みうら」第213号


みうらの至福人


三浦の自然を次世代へ。

「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。今回ご紹介するのは、日本自然保護協会で自然観察指導員をしている金子昇さんです。「いろいろな場所で植物に関する講話をしています。三浦に住んでいる皆さんから、豊かな自然を次の世代に受け渡すことができたら良いと思い、活動を始めました。植物が人との生活とどう関わっているか、植物を見ながら気づいていただければ幸いです。」講話のほか、自然観察会も精力的に開催されています。

「社協みうら」第213号のラインラップ

みうらの至福人 ― 金子昇さん

  • 特集・令和4年度事業計画並びに収入支出予算について
  • 三浦市ボランティア情報
  • 介護支援最前線 ― 小規模多機能型居宅介護事業所『湯ごころ 』
  • サロン訪問記
  • 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
  • 三浦市社協ってどんなところ? ― 就労支援センターどんまい
  • 三浦市社協 新会長就任について
  • 湯ごころが看護小規模になります
  • 認知症介護者・三浦のつどい
  • ご寄付ありがとうございます
  • 教えて!山田さん ― 理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
  • 福祉カレンダー

令和4年度事業計画並びに収入支出予算について

【重点事業の報告】

一 成年後見制度利用促進事業の受託
中核機関事業の広報啓発に関しては地域住民向けの研修、支援者向けの研修を開催した。法人内でも職員研修をおこない、制度理解に努めた。また、当法人独自の「コアメンバー会議」を開催した。同会議は、中核機関運営における意思決定機関である。この構成員は、日常生活自立支援事業の締結審査会の委員を兼ねている。両事業の連携を推進し、総合的な権利擁護支援策の充実を目指している。五年度も、地域連携のネットワークづくりを推し進めたい。

二 福祉教育の充実
学習支援事業の一環として、フレイルサポートセンターにおいて、児童とボランティアが一緒に食事を作り高齢者にふるまう試みをした。今後も、大人も含めた全ての人が学ぶ機会を創出していきたい。

三 生活支援コーディネーター業務の推進
コーディネーターは、住民のニーズに寄り添って活動した。「自治会で支えあい活動を実施したい。」などの相談を受け、コーディネートした。支えあい活動の見学会など「支え上手」を増やす支援を続けている。本誌や新聞記事など、活動の周知に努めた。引き続き地道に情報発信したい。
三浦市の将来を見据えると、共通課題を広域で解決したり、「オンライン」を活かして人々が楽しく無理なくつながる仕組みを考える必要が出てくるだろう。確固たる正解が存在しない中で働くコーディネーターを孤立させないことに、法人として留意したい。コーディネーターの所属する課の機能強化のために、〇・五名分の増員をおこなった。

四 生活困窮者支援
食糧支援を三十件、食糧支援配布会を二回開催した。また「生活困窮者就労支援事業」において訓練を重ねてきた利用者について、五年度より、当法人の障害者雇用枠での就労が決定した。

五 三浦市老人クラブ連合会の事務
事務局を受任し、行事や会議を開いた。新たにタウンニュース社と共同で、高齢者に敬意を表する「いきいきシニアコンテスト」を開催した。

六 組織機構改革
「就労支援課」を創設し、業務を分掌した。

【決算について】

上のグラフをご参照いただきたい

福祉用具アイディアコンクールのお知らせ
「福祉用具」というテーマから福祉について考える機会を設けることで、福祉に興味・関心を持つ三浦市民を増やし、地域福祉推進につなげることを目的として実施します。高齢者や障害者、または介護者が毎日のように使っている道具がますます使いやすくなり、生活が快適になるアイディア・発明を募集します。
【応募資格】市内に在住、在勤、または通学する個人ないしグループ
【募集内容】①アイディア部門:レポート形式で提出②作品部門:手作りの福祉用具を現物で提出
【応募期間】八月二十一日(月)~九月二十二日(金)十七時まで
お問い合わせは、下記☎までお願いいたします。

ボランティアセンターに情報をお寄せください
三浦海岸駅近くにあるボランティアセンターでは、ボランティアのマッチングをおこなっています。福祉施設や団体等でボランティアに来てほしい、募集しているという情報がありましたら、下記☎までご連絡をお願いいたします。

介護支援最前線―小規模多機能型居宅介護事業所『湯ごころ』
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三浦市三崎在住 椙山 良作さん
椙山さんは通所サービスと訪問サービスを利用しております。
通所サービスでは、パズルやレクリエーションに積極的に取り組んでいます。「飾ってください。」と色紙に書いた詩を持参されることもあります。
訪問サービスでは「湯ごころの人が来てくれて助かります。」とにこやかに言葉を掛けてくれます。訪問するとよく、新聞を読みながら単語を拾い出してメモを取っています。「気に入った言葉をメモして、詩作に生かすんです。」と、向上心を持ち続ける姿勢は素晴らしいと思います。
椙山さんの詩をご紹介させていただきます。「迫りくる 戦争を知らす 縁側に 聞きし昭和の ひぐらしの声」「ララ物資 愛とは知れど その服に 手を通さざれ 十三の我れ」「これからももっと書きます。」とお話しくださいました。(森田)

サロン訪問記 第19回
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サロン訪問記 第19回
岬陽小学校体育館二階のサロンは、地域包括支援センターおまかせが三浦市から受託している「みうらふれあいサロン」の一つです。第一・三・四金曜日の十時~十一時三十分に開催されています。
内容は、主にいすに座ってのストレッチ体操・脳トレーニングなどです。
取材に伺った第四金曜日は、ボランティアによるセラバンドという道具を使用したストレッチ体操をしていました。曲に合わせてリズム良く筋力アップの体操をします。また、参加者の希望を受けて、サロンの最後にはラジオ体操をしているそうです。
参加している方からは「サロンに参加してからは、家でも意識して体を動かすようになりました。」「自宅でも体操できるようにセラバンドを買いました。」「いつも家では一人で過ごしているから、サロンに来て皆さんと体操をして、お話できることが楽しみです。」という声が聞かれました。
「おまかせ」が運営するサロンなので、介護保険等についての相談もできます。歩いて来られる方ならどなたでも参加者できますので、ぜひお気軽にお越しください。(森本)

三浦市社会福祉協議会が運営する小規模多機能型居宅介護事業所「湯ごころ」へのお問い合わせは…☎876-9941

狩倉弁護士のワンポイント法律相談
法律相談は7月28日・8月25日。予約制☎888-7347
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狩倉弁護士のワンポイント法律相談

Q:隣地の庭木の枝が敷地内に入ってきています。隣地の住人に枝を切るように請求できますか。

A:隣地の枝が越境している場合、従来は、越境された土地の所有者は、その越境した竹木の所有者に対し、枝の切除を請求できましたが(旧民法二三三条)、竹木の所有者に無断で越境した枝を切除することは基本的には許されず、越境した竹木の所有者に対して訴えを提起して判決を得て、強制執行の手続を取るほかありませんでした。
民法が改正され、令和五年四月一日からは、①竹木の所有者に対して越境した枝を切除するように催告したにもかかわらず、相当期間内に切除されなかった場合、②越境した竹木の所有者を知ることができず、またはその住所を知ることができない場合、または、③急迫の事情がある場合には、越境された土地の所有者において、越境した枝を切除できることになりました(民法二三三条三項)。
 ご相談の場合、越境した木の所有者に対し、越境した枝の切除を請求し、事案にもよりますが、二週間程度経過しても越境した枝の切除がなされなければ、ご自身で切除できます(前記①)。また、越境した木の所有者やその住所が判明しなければ、やはりご自身で切除できます(前記②)。なお、切除費用は、越境した木の所有者に請求できます(同法七〇三条・七〇九条)。また、切除のために隣地を使用する必要がある場合には、基本的にはあらかじめ隣地の所有者等に対し使用目的や日時等を通知のうえ(同法二〇九条三項)、隣地の所有者等にできるだけ損害が生じないように配慮して使用しなければなりません(同条一項・二項)。
(担当弁護士:西川 啓)

三浦市社協ってどんなところ?
事業紹介「就労支援センターどんまい」
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就労支援センターどんまい
どんまいは、障害のある方を対象に、働くことをお手伝いする事業所です。
お弁当の調理等の生産活動により、働く知識や能力の向上を目的に支援しています。お弁当は、一日平均八十食作っています。法人内の事業所や市内の高齢者宅、クリニックへの配達もおこなっています。
弁当作業の合間に、法人内の高齢者デイサービスを訪問し、お手伝いをしています。二十分程度と短いですが、希望者多数のためジャンケンで決めるほど、皆が楽しみにしているふれあいの時間です。
また、新たな作業として、三浦市内の妊婦さんに配布するマタニティストラップの金具付けにチャレンジしました。初めての作業でしたが、自分たちが作ったストラップを妊婦さんがカバンに付けてくれることを想像しながら一生懸命取り組みました。他にも、企業等から作業を受託しています。
これからも、色々なことに挑戦していきたいと思います。見学・体験大歓迎です。興味のある方はどんまい(☎八八八-七六五五)までご連絡ください。(宮崎)

三浦市社協の紹介動画をYouTubeにて公開中です!
https://youtu.be/ImWKv6wONwY ご覧ください

三浦市社協 新会長就任について Information
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6月13日付で、以下の体制になりました。
会長 杉山実 副会長 佐藤千徳 常務理事 日景永子
【会長就任のご挨拶】
この度、三浦市社会福祉協議会会長に就任いたしました、杉山実です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、私たちの暮らしは、ここ数年世界的に猛威を振るっている「新型コロナウイルス」により、今まで経験したことのない、規制された生活を余儀なくされてきました。最近やっと、人々の交流、旅行、イベントの開催など、明るさを取り戻そうとしています。
年齢、性別などの違いを乗り越え、健康で楽しい人生を過ごしていきましょう。そのためにも、社会福祉協議会の様々な取り組み内容を伝え、市民・会員の皆様が参加しやすい環境を整えて参ります。

湯ごころが看護小規模になります Information
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本誌3頁「介護支援最前線」にも掲載の「小規模多機能型居宅介護事業所湯ごころ」は、8月より「看護小規模多機能型居宅介護事業所ゆごころ」になります。
通い、泊まり、訪問介護、訪問看護サービスを提供いたします。興味のある方は、☎876-9941「ゆごころ」まで。

認知症介護者・三浦のつどい Information
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認知症専門医を囲んで交流をします。日頃の介護での思いや悩みを出しあい、理解と交流を深めませんか。
場所:潮風アリーナ 日時:7月23日(日)10~15時
内容:10~12時 家族交流会
13~15時 講演会 講師 川崎幸クリニック院長 杉山孝博氏
お申込、お問合せは…7月13日までに、植村(☎874-9882)へお願いします。

ご寄付ありがとうございます Report
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株式会社リビエラリゾート様より「リビエラフィッシングマスター2023」で釣れた魚をいただきました。
また、三浦ライオンズクラブ様より「じゃがいも収穫祭」でとれたじゃがいも6箱をいただきました。それぞれ就労支援センターどんまいが調理し、デイサービス事業等において提供させていただきました。
三浦ライオンズクラブ様から「生活困窮者の食糧支援にも使って欲しい」とのご要望があり、6月にじゃがいもの配布会を実施し、22世帯にお渡ししました。

教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
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テーマ「四十肩・五十肩④」
拘縮期の次の「緩解期」は、肩の動かせる範囲が徐々に拡大する時期です。
これまで動きが制限されてきた肩を積極的に動かすことで、改善を促します。緩解期の代表的な運動を写真でご紹介します。
改善に時間がかかる場合は、専門家に相談し、動きの低下している部分や、生活上の注意点を確認することが必要です。
※本記事に関するお問い合わせは☎八七六-八六五五(フレイルサポートセンター)までお願いいたします。


福祉カレンダー
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2023年7月 6・20日どんまい市立病院販売 12日どんまい市役所販売 20日ボラセンランチ会 28日無料法律相談 2023年8月 2日皆で海に親しむ会 2・30日どんまい市役所販売 17日ボラセンランチ会、どんまい市立病院販売 25日無料法律相談 未病サロン情報 その他の地区でも不定期開催しています。詳しくは下記☎までお問い合わせください。 2023年7月 4日シーアイ 4・18日飯森中区 5日宮川会館 6日日の出会館 6・20日ボラセン 11日小網代会館 11・24日氏子会館 12日海外楽友会 12・26日ボラセン三崎 14日老人福祉保健センター 18日暖館・海外区 19日GHみづき 21日市民交流センター 28日あんじゅ三崎口 2023年8月 1日シーアイ 1・15日飯森中区 3・17日ボラセン 8日小網代会館 9日海外楽友会 9・23日ボラセン三崎 15日暖館・海外区 16日GHみづき 25日あんじゅ三崎口 みうらふれあいサロン情報 2023年7月 7・21日岬陽小 10・24日初声市民センター 11・25日上宮田県営団地・羊の家 12・19・26日城ヶ島区民センター 13・20・27日勤労市民センター 2023年8月 8・22日上宮田県営団地・羊の家 7・21日岬陽小 14・28日初声市民センター 16・23日城ヶ島区民センター 17・24日勤労市民センター 掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。 お問い合わせは… ☎888-7347 事務局において、在宅勤務を実施しております。御用の方は、お越しになる前にお電話にてご予約ください。 本件に関するお問い合わせは… ☎888-7347までお願いいたします。

Web Magazine
『社協みうら』
地域福祉の総合情報誌

〒238-0102 
三浦市南下浦町菊名1258-3
事務局
TEL 046-888-7347
FAX 046-889-1561
発行責任者:杉山実
編集人:高根沢奈津子

社協会員募集!

三浦市社会福祉協議会では、その社団的性格から、会員制を敷いています。   
当協議会の会員制度は、社協活動を通じて地域福祉を推進する助け合いの仕組みです。皆様からお寄せいただいた会費は、福祉のまちづくりのための貴重な財源として活用されます。

一般会費 : 一口1,000円
賛助会費 : 一口3,000円

☎ 046-888-7347

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    朗読「ひばりの会」

    「ひばり89号」A面です。

    「ひばり89号」B面です。

    三浦市を中心にし、朗読の勉強会、保育園や高齢者施設などへの朗読や­紙芝居のボランティアに行っているボランティアサークル「ひばりの会」さん朗読をお楽しみ下さい。