「社協みうら」第218号


みうらの至福人


地域社会の一員として。

「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。今回ご紹介するのは、第2回いきいきシニアコンテストで最優秀賞を受賞された老人クラブ「しおさいクラブ」に所属する山田勝さんです。生まれ育った西海上区で子どもの頃から地域のお祭りに携わるなど、伝統芸能の分野で活躍されていることから最優秀賞に選ばれました。「今は夏のお祭りに向けて、子どもたちに太鼓を指導しています。自分が教わってきた伝統を子どもたちに楽しく伝えることを心がけています。」

「社協みうら」第218号のラインラップ

みうらの至福人 ― 山田勝さん

  • みうらの至福人―山田勝さん
  • 特集・令和6年度事業計画並びに収入支出予算について
  • 三浦市ボランティア情報
  • 介護支援最前線―居宅介護支援事業所アンド
  • サロン訪問記
  • 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
  • 三浦市社協ってどんなところ?―ゆずリハ
  • 第5次三浦市地域福祉活動計画について
  • 介護職員初任者研修を開催します
  • 「第2回いきいきシニアコンテスト」表彰式をおこないました
  • 教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
  • 福祉カレンダー

【特集】令和六年度事業計画並びに収入支出予算について
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令和六年度社会福祉法人三浦市社会福祉協議会事業計画並びに収入支出予算が決しました。

【重点事業】 
一 ボランティアセンター機能の充実
令和五年二月に三浦海岸駅近くに移転したボランティアセンターでは、近隣の住民を中心に、ボランティアに関する相談が増えています。今年度はさらに市民活動を促進する役割を果たせるよう、ボランティアセンターの機能を充実させたい考えです。 二 住民活動促進支援 近年、自治会や老人クラブ、ボランティア団体など、住民活動の高まりを実感しています。ボランティアセンターによる支援が少しでもその後ろ盾になっていると信じたいところです。令和六年能登半島地震を受けて、身近な地域での日頃からのつながりや支援体制が大切であることを実感し、地域での支え合いをより確かなものにしていきたいと考えている住民有志も多いです。そういった思いを受け止め、住民主体の活動をさらに促進できるよう、一層支援を進めたい考えです。 三 法人内決裁の電子化を進める 電子決裁システムとは、パソコンやタブレット端末上で決裁処理をおこなうシステムを指します。現在、法人内の稟議は書面でとっていますが、電子化に向けて検討を進めたい考えです。本会の体制になじむのかを確認すべく、情報収集と、一部部署における試行をおこないたいです。 四 安心館の老朽化に備え、移転計画を進める 現在本会が所有している本部拠点である「安心館」は老朽化が進んでいます。この老朽化した設備に多額の修理費用を投ずるよりも、新たな施設を取得し、事業継続・発展を狙いたいと考えます。取得に向けて拠点の選出と、資金調達計画を立てていきたいです。 五 総合相談の充実 専門職同士の連携により、相談力の向上を目指したい考えです 【予算】 上記グラフのとおりです。※詳細は本会ホームページをご参照ください。
ボランティアを募集しています
①福祉施設における傾聴ボランティア②未病サロンにおける体操やストレッチを教えるボランティア③未病ウォーク(ウォーキングイベント)の同行ボランティアを募集しています。お問い合わせは左記☎まで。

ご寄付と募金 ありがとうございます
カーブス三浦海岸駅前様(写真①)、三浦半島ガス協同組合様(写真②)より本会宛に食糧品の寄付をいただき、生活困窮者等の支援に活用いたしました。
また、令和六年能登半島地震災害義援金にも、たくさんの方からご協力をいただいております。

三浦市ボランティア連絡協議会から一万千七百五十八円、ボーイスカウト三浦第五団(写真③)から八万千九百九十四円をお預かりし、中央共同募金会を通じて被災地へ寄付いたしました。
皆様のご協力に心より感謝申し上げます。

介護支援最前線『居宅介護支援事業所アンド』
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自立支援最前線
田村さんは、両足のご病気で入院されたことを機に介護保険申請をして、それいけ!デイサービス利用を始めました。デイサービスで歩く練習や体操をおこない、体力が戻り自宅の庭を歩くことができるようになりました。昨年末に体調を崩し、入院されましたが「それいけ!デイサービスに行きたい」と利用を心待ちにして、リハビリに取り組まれ、退院をしました。
現在は、ショートステイも利用しながら、それいけ!デイサービスに通われています。「カラオケやトランプをすることが楽しみ。仲間が大勢いるから、楽しく過ごすことができる。子どもの頃からお風呂が好き。足元が冷えるので、温めてもらうと気持ちがいい。元気に利用を続けたい、新しい利用者さんも増えるといいね。」と笑顔の田村さん。これからも田村さんが好きなことや楽しみを持ちながら、自宅で過ごすことができるようにサポートしていきます。(齋藤)

三浦市社会福祉協議会が運営する「居宅介護支援事業所アンド」へのお問い合わせは…☎884-8722

サロン訪問記
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サロン訪問記
グループホーム内で、近所の方々との交流も兼ねて月一回開催されているサロンです。なお、グループホームとは、認知症のある高齢者が、スタッフの介助を受けながら共同生活を送る施設です。広々とした和室が主な会場で、どこかのお宅にお邪魔しているような気軽な雰囲気が感じられます。ストレッチ体操やレクリエーションをおこなうことが多く、取材時は、ボランティアのウクレレ伴奏に合わせてみんなで歌っていました。
代表の吉澤久美子さんにお話を伺いました。「施設のご入居者も地域に暮らす住民として、日頃から顔の見える関係をつくっていきたいです。そうすることで、いざというときにはお互いを気に掛けて、助け合うことができる地域を目指していきたいです。」今後もこういった活動の輪が広がっていくことが、地域で共生する第一歩なのだと感じました。興味のある方はぜひご参加ください。(山田)

狩倉弁護士のワンポイント法律相談
法律相談は5月24日・6月28日。予約制☎888-7347
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狩倉弁護士のワンポイント法律相談

Q:令和六年四月から相続登記が義務化されると聞きました。父や母が他界した後、父親名義のままの自宅に長男の私が住んでいます。自宅建物と敷地の固定資産税は支払っていますが、それでも登記をしなければならないのでしょうか。

A:本年四月一日から相続登記の義務化が施行され、所有者の死亡を知り、所有権を取得したことを知った日から三年以内に相続登記をしなければならなくなりました。施行日前に所有者が死亡している場合には、死亡等を知った日と施行日のいずれか遅い日から三年以内となります。正当な理由なく怠ると、十万円以下の過料に処せられます。相続人が一人の場合、直ちに単独で相続した旨の登記ができるのに対し、複数の場合には、相続人間で遺産分割を行い、誰が相続するかを確定させたうえで登記を行うことが望ましいですが、三年以内に遺産分割が成立しないときは、相続人が共有しているとの内容の登記を申請することになります。そのときは、遺産分割の成立後、成立日から三年以内に遺産分割の結果に基づく登記手続を再度行うことになります。この点、義務化とともに、相続人申告登記という制度が新設され、相続が開始したことと自身が相続人であることを登記官に申告することで、義務を果たしたものとみなされます。この場合も、後日、遺産分割が成立したときは、成立日から三年以内に遺産分割の結果に基づく登記をしなければなりません。 
ご相談者の場合も、本年四月一日から三年以内に相続登記をする義務があり、相続人が複数いて、三年以内に遺産分割が成立しないときは、相続人による共有の登記を申請するか、ご相談者が相続人であることを法務局に申告するかのいずれかを行う必要があります。
(担当弁護士:狩倉博之)

三浦市社協ってどんなところ?
事業紹介「地域活動支援センターゆずリハ」
videobg1  ゆずリハは、就労が困難な市内在住の障害者を対象に、一人ひとりのニーズに合わせて機能訓練、社会適応訓練、生産活動、入浴等のサービスを提供しています。 写真は暖館ロビーの壁面飾りを製作している様子です。この壁面飾りは季節ごとにゆずリハのご利用者と職員がともに考案・製作しています。他にも陶芸やカラオケ、ミニ四駆など、趣味の活動もおこなっています。 児童発達支援事業所HUGくみと一緒にダンスや、それいけ!デイサービスセンターのご利用者や職員と対戦する将棋大会なども実施しています。世代を越えて交流できることがゆずリハの特色です。また、コロナ禍で中止していた外出訓練を、今年の2月から再開しました。スーパーで買い物をして、喫茶店で食事を楽しみました。「一人では外出が困難」「集団活動に慣れたい」といったニーズにお応えするべく、今後も開催したいと思います。 見学・お問合せ等は暖館(☎八八一-七七七〇)までお気軽にご連絡下さい。(冨宅)

▼三浦市社協の紹介動画をYouTubeにて公開中です!
https://www.youtube.com/watch?v=ImWKv6wONwY

第5次三浦市地域福祉活動計画について Information
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三浦市を住みよいまちにしていくことを目指して、地域の価値観や目標を定め、福祉の諸課題を解決するための計画書が完成しました。 右の図は、市民向け行動計画の一部です。ボランティアに興味がある人に向けた内容で、気軽にできる取り組みや、向こう三軒両隣~自治会などの小地域でできる活動を紹介しています。「住民の力と私たちで 誰もが暮らしやすい町へ」を理念とした、市民の皆様の参画なしには成し得ない計画です。 ぜひ、下記QRコードからダウンロードしてご確認くださいますようお願いいたします。

介護職員初任者研修を開催します Information
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介護職の基本知識・技術を習得するための研修です。介護職未経験の方もぜひお問い合わせください。お申込み・お問い合わせは☎874-9882(斉田)まで。
日 時:7月 8 日~10 月 21 日(月・水・金曜日の 18:00~21:00)
場 所:三浦市社会福祉協議会安心館
費 用:40,000 円(テキスト代込) 対 象:16 歳以上の方

「第2回いきいきシニアコンテスト」表彰式をおこないました Report
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3月17日に表彰式を実施しました。本コンテストは、老人クラブで活躍する魅力的なシニアを見つけて広めるという趣旨で、三浦市老人クラブ連合会と株式会社タウンニュース社 三浦編集室、本会が共催しています。今回のテーマは「文化・芸術」で、受賞者は以下のとおりです。▽最優秀賞 山田勝様・湊不二雄様・水上俊郎様(しおさいクラブ)▽優秀賞 山田まさえ様(尾上町悠々クラブ)
おめでとうございます。これからもお元気でご活躍ください。

教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
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テーマ「変形性膝関節症①」
変形性膝関節症は、関節軟骨の変形が要因となって、膝の痛みなどが現れる病気です。重症化すると手術とリハビリが必要です。重症でない場合は、注射や痛み止め等の薬物を使用したり、リハビリを続ける方法がとられますが、いずれも根本的な症状の改善がなかなか見られないことがあります。しかしながら最近では、痛みにより関節等を動かさないことが、筋力低下を引き起こし、ますます痛みが強くなる悪循環を生み出すといわれています。この悪循環を断ち切る第一歩として、関節にかかる負担を減らす道具や環境を調整することが重要です。例えば、適切な杖や靴の選択や歩き方、自宅の段差に手すりを設置するなどの方法があります。体重が少し減るだけで痛みが軽減することもあります。(続く)
本記事に関するお問い合わせは☎八七六-八六五五(フレイルサポートセンター)までお願いいたします。


福祉カレンダー
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2024年5月
1日どんまい市役所販売
7・21日ボラセン講座(囲碁)
9・30日どんまい市立病院販売
15日ボラセン講座(手芸)
16日ボラセンランチ会
24日無料法律相談
31日未病ウォーク

2024年6月
6日どんまい市立病院販売
20日ボラセンランチ会
26日どんまい市役所販売
28日無料法律相談

未病サロン情報
その他の地区でも不定期開催しています。
詳しくは下記☎までお問い合わせください。

2024年5月
1日宮川会館
2日日の出会館
2・16日ボラセン(えきちか)
7日シーアイ
7・21日飯森中区
8日海外楽友会
8・22日ボラセン三崎
10日老人福祉保健センター
14日小網代会館
14・27日氏子会館
15日GHみづき
17日市民交流センター
21日暖館・海外区
24日あんじゅ三崎口

2024年6月
4日シーアイ
4・18日飯森中区
5日宮川会館
6日日の出会館
6・20日ボラセン(えきちか)
11日小網代会館
11・24日氏子会館
12日海外楽友会
12・26日ボラセン三崎
14日市民交流センター
   老人福祉保健センター
18日暖館・海外区
19日GHみづき
28日あんじゅ三崎口

みうらふれあいサロン情報

2024年5月
8・15・22日城ヶ島区民センター
9・16・23日勤労市民センター
17・24日岬陽小

2024年6月
7・21・28日岬陽小
12・19・26日城ヶ島区民センター
13・20・27日勤労市民センター

南下浦地区・初声地区における「みうらふれあいサロン」は開催を休止しております。ぜひお近くの未病サロンにお気軽にご参加ください。

掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。
お問い合わせは…
☎888-7347までお願いいたします。

Web Magazine
『社協みうら』
地域福祉の総合情報誌

〒238-0102 
三浦市南下浦町菊名1258-3
事務局
TEL 046-888-7347
FAX 046-889-1561
発行責任者:杉山実
編集人:高根沢奈津子

社協会員募集!

三浦市社会福祉協議会では、その社団的性格から、会員制を敷いています。   
当協議会の会員制度は、社協活動を通じて地域福祉を推進する助け合いの仕組みです。皆様からお寄せいただいた会費は、福祉のまちづくりのための貴重な財源として活用されます。

一般会費 : 一口1,000円
賛助会費 : 一口3,000円

☎ 046-888-7347

ご意見、要望、コメント
    朗読「ひばりの会」

    「ひばり89号」A面です。

    「ひばり89号」B面です。

    三浦市を中心にし、朗読の勉強会、保育園や高齢者施設などへの朗読や­紙芝居のボランティアに行っているボランティアサークル「ひばりの会」さん朗読をお楽しみ下さい。