「社協みうら」第204号

みうらの至福人
観光と漁業のまちの、一つの企業として。

「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。今回ご紹介するのは、三崎魚類株式会社代表取締役社長篠田和也さんです。同社は魚市場の荷受け業務、卸販売をおこなう会社で、地域貢献にも取り組んでいます。「三崎下町環境美化促進連絡会やお祭りなどに参加しています。これからも社を挙げて、地域の活性化に参画していきたい考えです。赤い羽根共同募金にも、長年協力しています。実際に市内でも募金が活かされていることを知って、改めてやりがいを感じています。」

特集・地元企業の地域福祉活動について

「社協みうら」第204号のラインラップ

みうらの至福人―篠田和也さん

  • 特集・地域の支え合い 東岡区の活動をご紹介します
  • 三浦市ボランティア情報
  • サロン訪問記
  • 自立支援最前線―相談支援事業所エール
  • 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
  • 三浦市社協ってどんなところ?―どんどん!
  • 赤い羽根共同募金のご寄付ありがとうございました
  • 教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
  • 福祉カレンダー

地域の支え合い 東岡区の活動をご紹介します
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平成三十一年に住民有志と地域を調査し、地域の強みや課題をとりまとめた地域診断書を作成した東岡区のその後の活動をご報告いたします。
地域診断書の中で、「区民会館がないことから気軽に利用できる居場所がない」ことを課題の一つにあげていましたが、令和三年十一月、新たに「東岡区民会館」が完成しました。写真①は内覧会の様子です。
蔵を改装した二階建ての建物で、一階はおしゃれなカフェのような内装になっていますが、二階には広くて実用的な会議室があります。今後この会館を活用し、さまざまな区の行事や活動が広げられていくとのことです。
中でも、令和二年六月に新たに結成された老人会「東岡GアンドB」は、お茶会や年に一度のフレイルチェック(写真②)を実施してきましたが、今後はさらに、会館を活用し、体操教室等も開催していくそうです。この老人会には、区民であれば誰でも加入することができます。
この老人会から派生して、区民を対象とした「東岡区GアンドBおたすけ隊」という有償のボランティア団体の活動が令和三年四月から本格的に始まりました。おたすけ隊は、助け合い、支え合いの精神に則り、区民誰もが元気で安心して暮らすことができるよう、住民同士の支え合いによる生活支援サービスをおこなうことを目的としています。日常のゴミ出しや電球の交換、ボタン付けなどの裁縫、話しや囲碁将棋の相手といったお手伝いを、十分あたり百円でおこないます。今までに、ちょっとしたスペースの草刈りや、部屋の片づけなどの依頼を受けたとのことです。
本会では、このような活動が、市内のさまざまな地域において活性化するように、お手伝いをしております。「地域の課題を解決できるよう住民有志で考えていきたい」「地域の助け合い活動を始めたい」などのご相談がありましたら、生活支援コーディネーター(齋田)までご相談ください。

※これまでに作成した「地域診断書」は、本会HPからご覧いただけます。

三浦市ボランティア情報
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三浦市ボランティア情報/寄託
防災ボランティア交流会を開催しました
市防災課と共催で、十一月二十日に市民交流センターニナイテにおいて開催しました。防災課の災害ボランティア、三浦市ボランティアセンターの登録者を中心に、十四名が集まりました。
参加者間で防災への思いを話し、今取り組む活動に関する情報交換をおこないました。また、上宮田六区自治会の防災や、そなえるネットワークみうらの取り組み報告も実施しました。防災について思いを持つ皆さんと交流する貴重な機会となりました。今後も開催していきます。

スマホ体験会を開催しています!
ご寄付ありがとうございます「スマートフォンは難しそう…」「使ったことがないから、心配」といった高齢者の声が多く聞かれたことから、市内の老人会やサロンにおける、出張型のスマホ体験会を始めました。スマートフォンを片手に、ドコモショップ三浦店((株)エムエム)のスタッフから使い方を教えてもらい、インターネット検索を試してみるなど、楽しく体験することができます。体験会を希望する老人会やグループの方は、左記☎までご連絡ください。

福祉施設訪問記 第36回
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三浦市民交流センター
城ヶ島のサロンは、地域包括支援センター「おまかせ」が市の委託を受けて実施している「三浦ふれあいサロン」の一つです。第二~四水曜日、十時~十一時半に、城ヶ島区民センターで開催しています。
毎回十数名の方が参加して、ストレッチ体操、認知症予防運動プログラムの「コグニサイズ」、口腔体操などをおこなっています。地元のボランティアも積極的に運営に参画し、一緒にサロンを盛り上げてくださっています。
参加している方から「サロンで覚えた体操を、バスや病院の待ち時間でやることもあります。体調の維持に役立っていますよ。」と教えていただきました。
また、休憩時間の会話も、皆様の楽しみとなっているようです。生活や健康の話など、話題は絶えません。ふとしたことで大きな笑い声に包まれる、温かな交流の場となっています。
市内の地域包括支援センターがおこなう「三浦ふれあいサロン」や、三浦市社協が各地区や住民有志のご希望を受けてお手伝いする「未病サロン」の日程については、本誌最終ページの「福祉カレンダー」をご参照ください。(植村)

自立支援最前線
「エール」へのお問い合わせは…☎888-7347
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後藤 洋介さん
平成二十三年から、三浦創生舎で手先を使った創作作業等に取り組んできました。同施設が餃子の専門店「餃子いちばん」を開店する際、「餃子を作りたい!」と希望し、それから一年が経ちました。当初は、ハサミで切っていたニラは、今では包丁で刻むことができるようになりました。餃子も、機械ではなく手で包むことができるようになりました。「毎日の積み重ねで、いつの間にかできることが増えています、期待のエースですよ!」とのスタッフの言葉に、照れ笑いする後藤さん。
「お客様に『美味しかったよ』と喜ばれることが励みになっています。将来の夢は、店長さんになりたい!自分のお店も持てたら…」と意欲を語ってくださいました。これからも応援しています。(山中)

狩倉弁護士のワンポイント法律相談
社協の法律相談は1月28日・2月25日。予約制です。☎888-7347
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狩倉弁護士のワンポイント法律相談Q:十五年住んだアパートを退去しました。大家さんから連絡がきてクロスの張り替え費用十万円を負担してほしいと言われました。クロスを傷つけたりせず綺麗に使っていたと思うのですが、この費用は私が負担すべきものでしょうか。賃貸借契約書を確認しましたが、費用についての記載はありませんでした。 A:賃貸借契約終了に基づく原状回復にあたり、通常損耗(賃借人が社会通念上通常の使用をした場合に生ずる貸借物の劣化又は価値の減少)については、原則として、賃借人は原状回復の義務を負いませんので、落書き等の故意による物の毀損や通常の清掃を怠ったため物の汚損部分が拡大した場合など、賃借人の故意・過失が認められるような場合でない限りは、原則として賃借人は原状回復義務を負いません。賃借人が通常損耗について原状回復義務を負うのは、補修費用を負担することになる通常損耗の範囲が賃貸借契約書に具体的に明記されているなど、その旨の特約が明確に合意されていることが必要であると考えられています(最判平成十七年十二月十六日)。ただし、当事者間で、通常損耗についての特約が結ばれていたとしても、補修費用が賃料と比べてあまりにも高額である等、その内容が、賃借人に不当な不利益を負わせるものであると認められる場合には、特例は無効となります(消費者契約法十条)。ご相談者のケースでも、賃借物の通常損耗といえる部分については、原則として原状回復義務を負いません。この点、クロスの張り替え費用につきましては、テレビ、冷蔵庫等の後部壁面の黒ずみや日照などの自然現象による変色等は、通常損耗にあたると判断されますが、タバコによる変色、臭い移り等は通常損耗にあたらないと判断される場合がありますので、まずは、大家さんに対し、クロスの張り替えが必要な理由を確認するのがよいと考えます。なお、令和二年四月一日施行の改正民法では、上記の裁判所の考えを明文化し、「賃借人は、賃借物を受け取った後にこれに生じた損傷(通常の使用及び収益によって生じた賃借物の損耗並びに賃借物の経年劣化を除く。)がある場合において、賃貸借が終了したときは、その損傷を原状に復する義務を負う。」と明記されました(民法六二一条)。(担当弁護士 木村悠)

三浦市社協ってどんなところ?
事業紹介「どんどん!デイサービスセンター」
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三浦市初声町下宮田601-6 ☎854-5820「どんどん!デイサービス」は、三崎口駅から徒歩三分の場所にある「リハビリ特化型」のデイサービスです。午前と午後の部に分かれて三時間ずつ、理学療法士等の専門職が「床上動作」「運動療法」「温熱療法」「作業療法」を組み合わせてリハビリをおこないます。期間を設定して病院退院後や介護状態の改善をめざす、目標志向型のサービスを提供しています。単にリハビリをおこなうことが目的ではなく「近所のスーパーまで買い物に行けなくなった」などの具体的な生活上の困りごとを解消できるように、リハビリと生活を関連づけた支援を提供していることが大きな特徴です。
また、三浦市社協では、未病サロンなどの立ち上げ、運営支援をおこなっています。「どんどん!」を卒業しても、住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、法人として地域づくりにも取り組んでいます。
「どんどん!」は、開所から四年が経ちます。ご利用者様からは、「リハビリはもちろん、休憩中の会話や情報交換もできるので、日々の楽しみになっている。」とのお声をいただきました。見学・お問い合わせ等、随時受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。(下里)

赤い羽根共同募金のご寄付ありがとうございました―Report
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三浦市初声町下宮田601-6 ☎854-5820
写真は、初声小学校児童会三役の皆様からご寄付いただいたときの様子です。「多くの生徒が参加してくれて、私たちとしても嬉しかったです。」「集まった募金は、地域の高齢者や、身体の不自由な方々のために使ってほしいです。」といったコメントをいただきました。ご協力ありがとうございました。

教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
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テーマ「筋肉のけいれん」
今回は脚がつることを予防する方法と、つったときの対処法をご紹介します。
予防の方法として、十分な筋肉のストレッチにより、感覚や柔軟性を確保しておくことが挙げられます。ストレッチの代表的な方法をあげます。
①脚の後ろ側②ふくらはぎ③太ももと、つりやすい部位の筋肉を二十~三十秒かけてしっかり伸ばすことを数回繰り返します。(写真と解説参照)このときは、筋肉が伸びていることを感じる程度に伸ばすようにしてください。就寝中につりやすい人は、寝る前におこなうと効果的です。
筋肉がつってしまったときは、急にストレッチをおこなうのではなく、まずリラックスした姿勢をとれる状態にします。次に、つっている筋肉周囲をもみほぐすようにします。その後、ゆっくり患部を伸ばします。

どんどん!デイサービスおよび未病センターでは健康相談を受け付けております。この記事に関するお問い合わせは…☎八五四-五八二〇「どんどん!」までお願いいたします。


福祉カレンダー
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2022年1月
14日表彰式典
28日無料法律相談

2022年2月
25日無料法律相談

未病サロン情報
その他の地区でも不定期開催しています。詳しくは下記☎までお問い合わせください。
2022年1月
11日シーアイ・小網代会館
11・18日飯森中区
13日海外会館・宮川会館
18日暖館
26日ボラセン三崎
28日市民交流センター
毎週金曜日老人福祉保健センター
	
2022年2月
1日シーアイ
1・15日飯森中区
2・23日ボラセン三崎
3日日の出会館
8日小網代会館
10日海外会館・宮川会館
15日暖館
25日市民交流センター
毎週金曜日老人福祉保健センター

みうらふれあいサロン情報
2022年1月
10・24日初声市民センター
11・25日上宮田県営団地 南下浦市民センター
12・19・26日城ヶ島区民センター
13・20・27日勤労市民センター
21・28日岬陽小

2022年2月
4・18・25日岬陽小
8・22日上宮田県営団地 南下浦市民センター
9・16日城ヶ島区民センター
10・17・24日勤労市民センター
14・28日初声市民センター

掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。
各予定のお問い合わせは☎888-7347

事務局において、在宅勤務を実施しております。御用の方は、お越しになる前にお電話にてご予約ください。

生活福祉資金(新型コロナウイルス関連の貸付)に関するご相談も、まずはお電話くださいますようお願いいたします。相談スペースの確保と感染防止のため、三浦市社会福祉協議会安心館会議室等の貸し出しを休止しております。

本件に関するお問い合わせは…
☎888-7347までお願いいたします。

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Web Magazine
『社協みうら』
地域福祉の総合情報誌

〒238-0102 
三浦市南下浦町菊名1258-3
事務局
TEL 046-888-7347
FAX 046-889-1561
発行責任者:杉山実
編集人:高根沢奈津子

社協会員募集!

三浦市社会福祉協議会では、その社団的性格から、会員制を敷いています。   
当協議会の会員制度は、社協活動を通じて地域福祉を推進する助け合いの仕組みです。皆様からお寄せいただいた会費は、福祉のまちづくりのための貴重な財源として活用されます。

一般会費 : 一口1,000円
賛助会費 : 一口3,000円

☎ 046-888-7347

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    朗読「ひばりの会」

    「ひばり89号」A面です。

    「ひばり89号」B面です。

    三浦市を中心にし、朗読の勉強会、保育園や高齢者施設などへの朗読や­紙芝居のボランティアに行っているボランティアサークル「ひばりの会」さん朗読をお楽しみ下さい。