「社協みうら」第203号

みうらの至福人
積み重ねが支援につながる。

「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。今回ご紹介するのは、丸福水産株式会社代表取締役青木淳一さんです。同社はマグロの加工や卸販売をおこなう会社です。長年赤い羽根共同募金にご協力くださっています。「先代から募金しています。特別な理由はなく『募金だから協力しよう』という、シンプルな思いです。しかし、この積み重ねが支援につながると考えています。市民の皆様には、マグロや大根など地産地消を心掛け、自ら地元の産業を守る姿勢をとってもらえるとありがたいです。三浦市にとって飲食、観光業も重要な産業ですので、どうにか、共にコロナ禍を乗り越えていけたらと思います。」

特集・地元企業の地域福祉活動について

「社協みうら」第203号のラインラップ

みうらの至福人―青木淳一さん

  • 特集・地元企業の地域福祉活動について
  • 三浦市ボランティア情報
  • 福祉施設訪問記
  • 自立支援最前線―地域活動支援センターゆずリハ
  • 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
  • 養育支援講演会のお知らせ
  • 地域包括支援センター「おまかせ」からのお知らせ
  • 教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
  • 福祉カレンダー

地元企業の地域福祉活動について
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毎年十月より、全国一斉に実施される赤い羽根共同募金運動は、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、さまざまな地域福祉の課題解決に取り組む民間団体を応援する「じぶんの町を良くするしくみ。」として、取り組まれています。
今回は、表紙に引き続き、赤い羽根共同募金に長年ご寄付くださっている、市内の企業をご紹介します。
◆三崎魚類株式会社 代表取締役社長 篠田和也様
魚市場の荷受け業務・卸販売をおこなう会社です。「共同募金は、必ず地域に役立ててもらえると、信頼しているから募金しています。それ以外の地域との関わりとしては、三崎下町環境美化促進連絡会の活動に賛同し、参加しています。三崎に来た方に少しでも気分良く観光していただきたいという思いで関わっています。私自身、三崎港町まつりの実行委員長や、三崎暴力団排除対策推進協議会の会長なども担っています。民間団体や企業、行政など様々な機関と協力し合い、地域を盛り上げていきたい気持ちです。」
◆丸福水産株式会社 代表取締役 青木淳一様
表紙でもご紹介しました、魚の加工や卸販売会社です。募金活動以外にも、地域のために貢献的な活動をされています。「市内外の集まりに呼ばれて、マグロについてお話しています。意外とマグロについて知られていないことはたくさんあります。例えば、当社で取り扱っている『カジキ』は『カジキマグロ』と呼ばれることもありますが、実は『マグロ』とは別種の魚です。こういった話題を通して、食に関心を持ってもらうことも大切な仕事の一つであると考えています。」他にも、小学生の工場見学を受け入れるなど、地域やお客様との関わりを大切にされています。
◆七洋船舶株式会社様
「募金を通じて一人でも多くの人を支えたいと思っています。」

令和二年度は、その他にも株式会社カネウロコ様など、十四の企業に募金いただきました。感謝申し上げます。
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赤い羽根共同募金にご協力ありがとうございます。市民の皆様にも、戸別募金等であたたかいご支援をいただき、誠にありがとうございます。十二月から年末たすけあい募金が始まります。引き続きよろしくお願い申し上げます。

三浦市ボランティア情報
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三浦市ボランティア情報/寄託
ボラセン三崎支所 サロン実施中
ボラセン三崎支所サロン実施中ぶらい庵二階にあるボランティアセンター三崎支所にて、十月よりサロンを始めました。今後は第一・四の水曜日、十四~十五時に開催します。お近くの方はどなたでもご参加いただけます。お問い合わせは左記☎まで。



ボランティア募集情報
①デイサービスにおける利用者の話し相手(男女問わず)②グループホームにおける囲碁将棋の相手(男性希望)の募集があります。また、地域の未病サロンでお手伝いしてくださるボランティアも募集しています。ご自身の社会参加の機会にもなります。ご興味のある方は、左記☎までご連絡ください。
ご寄付ありがとうございます
ご寄付ありがとうございます立正佼成会三浦支部様からとうもろこしをいただきました。就労支援センターどんまいでコーンスープを作り、小規模多機能型居宅介護事業所「湯ごころ」と「はつらつ」において、ご利用者様に提供し、大変喜ばれました。ありがとうございました。





福祉施設訪問記 第36回
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三浦市民交流センター
柏美樹さん
柏 美樹さん
南下浦市民センターの近くにある「カフェ・ブルーシーズ」を拠点とする事業所です。管理者の柏さんにお話を伺いました。「当事業所ではカフェ以外にも、小松ヶ池公園や医療機関の清掃、マグロの加工といったプログラムを実施しており、様々な経験を積んでいただくことが可能です。また、生活支援にも力を入れています。例えば『毎朝通所するには、何時に寝起きしたらいいか』『どれくらいの頻度で服を着替えたら清潔か』など、『働くために』という観点から、行動の基準をすり合わせていきます。色々な価値観の人がいますので、まずはその人の考えを受け止めた上で、よく話し合うことが大切だと思います。
近隣のお店と協働して季節の催し物を実施するなど、地域との交流をとおして、施設内にとどまらない社会参加を目指しています。
『カフェ店員になりたい』『生活リズムを整えたい』など、ぜひご希望についてご相談ください。また、カフェ・ブルーシーズの人気メニューは、まぐろカツバーガーとまぐろカツ丼です。どなたでもご利用いただけますので、お気軽にお越しください。」(杉崎)

自立支援最前線
「ゆずリハ」へのお問い合わせは…☎881-7770
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簣 修一さん「簣(あぜか)さんってどんな人?」ゆずリハのスタッフに質問をすると、「いつも笑っていて、周りの人を元気にしてくれる存在。」という回答が返ってきます。明るく朗らかな簣さんは、暖館のイベントになくてはならない存在です。先日の敬老の日のイベントでも、たくさんの利用者様を前に堂々と「いつも優しくしてくれてありがとうございます。」と挨拶されました。人を喜ばせることが好きだから前に立って話すことは「緊張しない。」とのこと。
去年の十一月からゆずリハのご利用を開始され、カラオケレクや陶芸などの創作活動を楽しみに通われています。毎回元気にゆずリハに来ることが目標だそうです。そのために「体調管理やリハビリを頑張りたい。」と笑顔で話されました。(本石)

狩倉弁護士のワンポイント法律相談
社協の法律相談は11月26日・12月24日。予約制です。☎888-7347
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狩倉弁護士のワンポイント法律相談Q:SNSの掲示板に私を侮辱するような書き込みがあったので、書き込みを削除してほしいです。どのようにすればいいでしょうか。また、書き込みをした人に対して、法的手続きをとることが可能ですか。 A:掲示板の書き込みを削除してもらうためには、まずは、掲示板の管理者に対し、任意に書き込みを削除してもらうよう求めることが考えられます。具体的には、掲示板があるサイトに設置されたウェブフォームを利用する、問合用のメールアドレス宛に送信するなどして、書き込みを削除してもらいたい旨の連絡をします。任意に削除してもらえない場合には、掲示板の管理者に対し削除を求める法的手続を裁判所に申し立てることを検討します。削除を求める法的手続としては、民事保全法の仮処分手続を利用することになります。
書き込みをした人に対して法的手続をとるためには、書き込みをした人がどこの誰なのかを特定する必要があります。まずは、掲示板を管理・運営している主体(コンテンツプロバイダ)に対し、書き込みをした人が使用したコンピュータを識別するための数値(IPアドレス)等を開示するよう求めます。開示がなされたら、それを基に、インターネット接続サービスを提供している通信事業者(アクセスプロバイダ)に対し、アクセスプロパイダが当該IPアドレスを割り振った「書き込みをした人」の住所及び氏名等の情報を開示するよう求めます。開示された住所及び氏名等を基に、書き込みをした人を特定して、その人に対し、法的手続をとることになります。
書き込みをした人に対して追及する法的責任としては、名誉権(憲法十三条)等の侵害を理由に民事上の損害賠償責任(民法七〇九条等)や名誉棄損罪(刑法二三〇条一項)、侮辱罪(同法二三一条)等を警察に告訴するなどの刑事責任が想定されます。なお、書き込みの削除については、前記のとおり掲示板の管理者に求めていくことになります。
書き込みした人を特定するための情報は、アクセスプロバイダで保存されている通信データが三か月又は六か月で消去されることが通常であることから、迅速に対応していく必要があります。(担当弁護士 石井 和樹)

養育支援講演会のお知らせ

テーマ:「自分らしく生きる」どうしてそうするの?~その行動には理由がある~ 発達障害を持つ方の支援者や当事者の方からお話を伺います。
日 時:12月3日(金)14~16時  申込期限:11月19日(金)
開催方法:Zoomによるオンライン開催(Zoomがご使用になれない方はご相談ください。)
対 象:テーマに関心のある方
お問い合わせ:鎌倉保健福祉事務所三崎センター保健福祉課(☎882-6811)

地域包括支援センター「おまかせ」からのお知らせ―Information
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①認知症家族の会「認知症介護者 三浦のつどい」 日 時:11月28日(日) 午前の部 11~12時 認知症家族交流会 ※認知症の方とそのご家族、ご家族のみの参加も可 午後の部 13~15時 講演会「認知症の理解と援助」 講師:杉山孝博氏 午前・午後、どちらか一方の参加でも構いません。 場 所:南下浦市民センター 申込締切:11月19日(金) 主 催:公益社団法人 認知症の人と家族の会神奈川県支部
②令和3年度 虐待防止ネットワーク事業 三浦市では「住み慣れた地域社会の中で暮らしていきたい」という高齢者の願いを守るために、地域包括支援センターが中心となって、“虐待防止ネットワークづくり”を進めています。 日 時:令和3年12月10日(金)14~16時 場 所:南下浦市民センター 講 師:弁護士 上田哲子氏(中原総合法律事務所)
☆本記事に関するお申込み・お問い合せは…おまかせ ☎876-7557 まで

教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
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テーマ「筋肉のけいれん」
今回は身体症状におけるリハビリの観点からできることをお話しします。「夜間に足がつってしまって目が覚めてしまう。どうしたら良いですか?」という相談を受けることがよくあります。運動中や睡眠中などに見られることが多く、下腿周囲の筋肉や足裏、すね、指、足の側面など、部位も様々です。
医学的には「有痛性筋強縮」といって、筋肉は本来その伸び縮みを調節するセンサーや神経の命令が一時的に上手く働かないために筋肉の収縮が過剰に収縮を続けてしまう状態です。
詳しい原因や起きる仕組みは医学的にもまだ明らかになっていない部分も多いといわれていますが、誘因としては、神経や筋肉の調節に必要なビタミン類、電解質(カリウム、ナトリウム等)が不足していたり、血行不良によりうまく届けられないことで調節に影響していることが考えられています。
このことから予防としてできることは、①栄養バランスを整えること、②水分不足を予防すること、③足を冷やさないことが大切だと言えます。
次回は具体的な運動方法をお話します。(この記事に関するお問い合わせは…☎八五四-五八二〇 どんどん!デイサービスセンターまで)


福祉カレンダー
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2021年11月
26日無料法律相談
2021年12月
24日無料法律相談

未病サロン情報
その他の地区でも不定期開催しています。詳しくは下記☎までお問い合わせください。
2021年11月
2日シーアイ
2・16日飯森中区
4日日の出会館
9日小網代会館
11日海外会館・宮川会館
15日氏子会館
16日暖館
22日市民交流センター
毎週金曜日老人福祉保健センター
	
2021年12月
1・22日ボラセン三崎
2日日の出会館
7日シーアイ・飯森中区
9日海外会館・宮川会館
14日小網代会館
20日氏子会館
21日暖館
24日市民交流センター
毎週金曜日老人福祉保健センター

みうらふれあいサロン情報
2021年11月
5・19・26日岬陽小
8・22日初声市民センター
9・23日上宮田県営団地 南下浦市民センター
10・17・24日城ヶ島区民センター
11・18・25日勤労市民センター

2021年12月
3日岬陽小
8・15日城ヶ島区民センター
9・16日勤労市民センター
13日初声市民センター
14日上宮田県営団地 南下浦市民センター

掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。
各予定のお問い合わせは☎888-7347

事務局において、在宅勤務を実施しております。御用の方は、お越しになる前にお電話にてご予約ください。

生活福祉資金(新型コロナウイルス関連の貸付)に関するご相談も、まずはお電話くださいますようお願いいたします。相談スペースの確保と感染防止のため、三浦市社会福祉協議会安心館会議室等の貸し出しを休止しております。

本件に関するお問い合わせは…
☎888-7347までお願いいたします。

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Web Magazine
『社協みうら』
地域福祉の総合情報誌

〒238-0102 
三浦市南下浦町菊名1258-3
事務局
TEL 046-888-7347
FAX 046-889-1561
発行責任者:杉山実
編集人:高根沢奈津子

社協会員募集!

三浦市社会福祉協議会では、その社団的性格から、会員制を敷いています。   
当協議会の会員制度は、社協活動を通じて地域福祉を推進する助け合いの仕組みです。皆様からお寄せいただいた会費は、福祉のまちづくりのための貴重な財源として活用されます。

一般会費 : 一口1,000円
賛助会費 : 一口3,000円

☎ 046-888-7347

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    朗読「ひばりの会」

    「ひばり89号」A面です。

    「ひばり89号」B面です。

    三浦市を中心にし、朗読の勉強会、保育園や高齢者施設などへの朗読や­紙芝居のボランティアに行っているボランティアサークル「ひばりの会」さん朗読をお楽しみ下さい。