具体的な取り組み

Willysm(ウィリズム)の導入

Willysm(ウィリズム)とは社員の日々の”気持ち”を可視化することにより、組織、社員の生産性向上に繋げるモチベーション・マネジメントシステムです。三浦市社会福祉協議会でもこのシステムを導入し、職員のモチベーションを把握することを検討しています。

Willysm(ウィリズム)導入のメリット
・社員は、気持ちを可視化することで、自分の気持ちの変化を把握
・管理者は、組織全体の気持ちの変化を把握
・現状の問題点を洗い出し、業務改善のを迅速に進められる

すぐできる個人目標の設定

まずは、個々の職員に今からでも取り組める健康増進にむけた個人目標を掲げてもらうようにしたい。これをCHOが中心となって、保健師や管理栄養士とともに一元的に管理できる環境を整える。具体的な個人目標は「休肝日を設ける」「タバコの本数を減らす」など無理のないところから設定する。

超過勤務ゼロ作戦

慢性的に時間外勤務をしている部署があるので、その業務内容を見直し、また、必要に応じて人員を補充していきたい。具体的には、週40時間以上の超過勤務が慣習化した地域包括支援センター業務の見直しを開始する。

要支援当事者だけでなく、その家族の健康支援の強化

CHOの取り組みを法人内だけで完結するのではなく、三浦市社会福祉協議会が提供するサービスの当事者・家族にまで拡大できるような事業展開をめざす。

  1. 健康寿命を延ばすためのリハビリ体操の普及
  2. リハビリ体操の担い手「介護予防インストラクター」の養成
  3. 心身ともにストレスを感じやすい”きょうだい児(※1)”支援の充実
  4. 子育てに悩む母親支援の一環として「トリプルP(※2)」の普及を図る
  5. 就労支援センター「どんまい」による地場野菜(自らも栽培)を使った食事の提供と新規メニューの提案(管理栄養士との協働作業)
  6. 三浦市社会福祉協議会が自費を投じて整備したリハビリルームの開放による、地域住民の自主介護予防運動の推進
  7. 介護者のレスパイト・サービス(※3)の開発・実施・検証

※1=病気や障害を抱えた子どものきょうだいを 「きょうだい児」 という。
※2=Positive Parenting Program (前向き子育てプログラム)のこと。幼児からティーンエイージャーまでの子どもの行動・情緒問題の予防と治療を目的につくられた。
※3=乳幼児や障害児・者、高齢者などを在宅でケアしている家族を癒やすため、一時的にケアを代替し、リフレッシュを図ってもらう家族支援サービス。施設への短期入所や自宅への介護人派遣などがある。日本では1976年に「心身障害児(者)短期入所事業」の名称で、いわゆるショートステイとして始まった。身体障害者、知的障害者、児童、高齢者の各分野で、法に基づいたサービスを実施。当初は、ケアを担っている家族の病気や事故、冠婚葬祭などの「社会的な事由」に利用要件が限定されていたが、現在は介護疲れといった私的事由でも利用できる。課題としては、サービス提供の場の多くが施設なので利用者の日常生活が崩れることや、「家族がケアを休む必要性」の社会的認識が日本で低いことによる利用抵抗感が挙げられる。 (中谷茂一 聖学院大学助教授 / 2007年)

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