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うみかぜ祭

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三浦市社会福祉協議会常務理事の佐藤千徳です。
本会では、三浦市、横須賀市、葉山町のご支援を賜り、葉山町社会福祉協議会とともに、就労支援事業に取り組んでいるところです。本事業は、日中空き店舗となる飲食店を活用し、ランチサービスを提供するとともに、その過程において障害者の就労訓練を実践しようという新たな試みです。それも、単一自治区でこれを成そうというのではなく、広域行政の視点から「障害者らの就労問題」に取り組むもので、地域経済の活性化や福祉のまちづくりをも視野に入れた大いなる挑戦でもあると考えています。
 また、ランチサービスにおいて供する食材は、基本的に三浦半島で生産されたものを使用するなど「地産地消」を標榜し、食の安全に最大限配慮していることも大きな特徴です。
 少し前置きが長くなりましたが、去る11月1日、2日の両日、神奈川県立保健福祉大学の学園祭「うみかぜ祭」に三浦市社会福祉協議会&居酒屋「えい吉」として出店しました。この居酒屋「えい吉」こそ、広域就労支援事業の舞台であり、本会の地域福祉推進モデル事業の指定を受ける「三浦半島広域就労困難者等就労支援モデル事業」の協力店舗です。出店商品は、本会が独自に開発した「マグロかつバーガー」。手前味噌ですが、僕の発案によるものです。店での、緊張した就労訓練とは違い、楽しい雰囲気の中で、販売できたのではないでしょうか。「心地よい疲労感でした」とは、ある利用者の弁。社会参加の一環となったかもしれません。