域福祉係の稲積です。

去る、３月１１日。未曾有の大震災が起こった日。震災と共に忘れられない記憶として残る講演会を青少年会館にて開催致しました。

以前、ブログでもご周知させていただきました、発達障害についての理解を深めることを目的とした講演会「きみの心を探して～発達障害児と共に生きるイクメンパパのメッセージ～」
寺内タケシとブルージーンズのボーカルとしてのご経験があるシンガーソングライターであり、３人の発達障害児を持つ父親でもあるうすいさんが、声にならない彼ら（発達障害児）の思いを伝えるため、今回三浦まで足を運んで頂きました。
そんなうすいさんと参加者のみなさんに三浦を知って頂くため、会場には、市内の作業所や三浦・横須賀地区の養護学校からご協力いただいた作品を展示し、

手作り感あふれる会場で、講演会がスタート。

子どもから大人まで、聞くだけで障害について学ぶ事が出来る「脳の歌」から軽快に始まり・・・

長男で自閉症を持つ直人くんとの子育て体験から学んだことを1つ1つ丁寧にお話頂き・・・

再び、ギター片手にライブスタート。会場の熱気も最高潮にあがりクライマックスに差し掛かった頃、突然の停電とともに大きな揺れが起こり、全員外へ避難し、講演会も中止となりましたが、参加者・スタッフ・そしてうすいさん。みんなの思いが1つとなり、最後に１曲だけの野外ライブを実施。

そして、翌日がお誕生日でもあったうすいさんに参加者からバースデーソングのプレゼントをし、講演会は終了となりました。
帰宅する頃には、みんなが「脳の歌」を口ずさめるようになっており、講演会というたった1日の企画ではありましたが、確実に多くの人の心に残る企画になったのではないかと感じました。

遠いところ三浦まで足をお運びいただきました、うすいさん、また、緊急の状況においても最後まで温かい気持ちで講演会にご参加いただきました、ご来場のみなさま。本当にありがとうございました。

最後に、本企画を共催にて開催させていただきました「三崎保健福祉事務所」「横須賀・三浦障害福祉圏域地域生活ナビゲーションセンター」のみなさま。本当にありがとうございました。