「社協みうら」第183号

みうらの至福人

小網代の森は、夢と希望の資源。


「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。今回ご紹介するのは、NPO法人小網代野外活動調整会議 代表理事の岸由二さんです。「初めて小網代の森を訪れた際は、源流から河口干潟まで丸ごと流域が残り、自然環境が保たれていることに感動しました。そこから34年にわたって、自然との共存を目指し、環境保全活動を続けています。今後の環境づくり、まちづくりには『福祉』が核となるでしょう。例えば、元気な高齢者が子どもたちの環境学習を担い、それを若い人がサポートをしていくなどして、小網代の森を存分に活用できると思います。皆さんには、三浦市に、夢と希望にあふれる小網代の森があることを自信に思って欲しいです。」

特集・海外区の地域診断書が完成しました!

「社協みうら」第183号のラインラップ

みうらの至福人―岸由二さん

  • 特集・海外区の地域診断書が完成しました!
  • 三浦市ボランティア情報
  • 自立支援最前線―障害者リハビリデイサービスゆずリハ
  • サロン訪問記-農業技術センター
  • 元気!社協の職員
  • 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
  • 三浦市社会福祉協議会を誹謗中傷する匿名の文書に対する声明
  • 4月22日 はつらつ喫茶を開催しました
  • 理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」
  • 福祉カレンダー

海外区の地域診断書が完成しました!videobg1
平成二十九年六月より調査しておりました「海外区」の調査結果をまとめ、「地域診断書」を作成しました。たくさんの方にご協力いただき、全九十二頁とボリュームのある冊子を完成することができました。
当法人では、二十七年度より三浦市内各区において同調査を進めています。これは、「地域包括ケアシステム」を構築するために、その「舞台」となる地域の実情を適正に把握する必要があると考えたことから始めました。「地域包括ケアシステム」とは、高齢者が要介護状態になっても住み慣れた地域で自分らしい生活を最期まで送れるようにサポートし合う社会システムのことです。 
調査では、お宅や商店等を一軒一軒訪問し、①海外区のいいところ、②住んでいて困っているところ、③住民間の支え合いの状況についてインタビューしました。併せて、実際に歩いてみて気が付いたハード面の状況についても、写真と共に記録しました。
本書の調査結果を一部ご報告いたします。海外区には、隣組を中心とした住民間の助け合いの関係が多いことがわかりました。他にも「男性同士のつながりが保たれている。」「地域間で課題を解決してきた歴史がある。」といった強みがありました。
また課題としては、「交通の便が悪く、買い物や外出の不便さがある。」「高齢化が進み、高齢世帯や一人暮らしの人が多くなっている。」ことなどがわかりました。今ある助け合いも後期高齢者が中心になっていることから、五~十年後の暮らしを見据えた区全体での支え合いの仕組みづくりが必要です。
本書では、今後に向けて、地域住民間で話し合う場をつくっていくことを提案し、当法人では、これからの支え合いの仕組みづくりを住民とともに進めていくことを明記しています。現在、海外区の住民を対象に本書の説明や意見交換のための懇談会を開催しています。
高齢化率県内一の三浦市の暮らしを支えてきた住民同士の助け合い、共助の力が高齢者すら減り始める中で、その維持が困難になりつつある現実と対峙しなければならない時が来ました。地理的条件やインフラの整備状況に配慮した地域の再編や組織化にも取り組んでいかなければなりません。
また、今後も引き続き、三浦市における各区の調査を進めていく予定です。誰もがいつまでも安心して暮らしていくことができる地域づくりを目指して、住民の皆さんとともに動いていきたいと思います。
なお、地域診断の結果を今年度中に策定予定の地域福祉活動計画にも反映させていきたい考えです。
本書は三浦市社協ホームページ内に掲載しています。
(https://www.shakyo-miura.com/news/news-20180601.html)(齋田)
▼診断書を掲げる齋田聖子生活支援コーディネーター。


三浦市ボランティア情報videobg1
リビエラリゾート キスマスター二〇一八
三浦ライオンズクラブ主催じゃがいも収穫祭

自立支援最前線―障害者リハビリデイサービスゆずリハvideobg1

仕事中の事故から奇跡的に生還されましたが、手足に痺れの後遺症が残り、四年前よりゆずリハを利用されています。
ゆずリハでは主に、カラー紐を使った叶結び、ストラップ作りに取り組まれています。
作品を湯ごころの敬老会のお祝いでプレゼントしたときは、ご利用者の皆様に喜ばれました。
また、毎週木曜日の陶芸にも参加され、カップや小皿、オードブル皿や大好きなペットのお皿も作りました。それらの作品は、松井さんの生活を彩っているそうです。「なかなか味わいがあっていいよ。陶芸は、同じ形に作っても、窯から出してみないとわからないところが面白い。」と満足げな笑顔。
「これからも日常的に使えるものを作りたい」と、今日も作品作りに向き合っていらっしゃいます。(安留)

サロン訪問記 第2回videobg1

三月に誕生したばかりのサロンです。  会場となる「農業技術センター三浦半島地区事務所」は、三浦半島地域における特産野菜の栽培技術の研究開発や農業経営の改善のための指導・支援、地域農業の活性化のための総合的な支援をおこなうところです。空きスペースをご提供いただくことで、三浦市民の健康と居場所づくりにご協力いただいています。 本サロンは、三浦市民であればどなたでも、無料でご参加いただけます。皆さまも、一緒に体力づくりの体操やコグニサイズ(認知症予防のための脳活性化運動)をしてみませんか?毎月第四金曜日の十三時三十分~十四時三十分です。(成田)

元気!社協の職員 File No.32videobg1
前川和子(地域包括支援センターおまかせ) 五月一日より、地域包括支援センターおまかせを担当させていただくことになりました。三浦市で働き始めて、ちょうど三年が過ぎました。来た当初は道もわからず、地図を片手にご利用者のお宅を一軒一軒訪問していましたが、今では三浦の素晴らしい景色を楽しみながら訪問できるようになりました。これからも地域に出向き、たくさんの方とお話ししたいと思っています。また、皆様に気軽に声をかけていただけるよう頑張っていきたいです。いつも体を動かしている方が落ち着くので、休みの日はお掃除をしたり、家事に励んでいます。たまには友達とランチに行ったりしてリフレッシュしています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。(本人談)
皆で海に親しむ会 障害者の社会参加と、普段なかなかできないマリンスポーツ・海遊びを通じ、豊かな三浦市の自然を体験することを目的としたイベントです。▼日時:8月3日(金)11~15時▼場所:荒井浜海上亭▼対象者:障害者(18歳以上)、当事者家族など▼参加費:1,500円(当日徴収)▼お申込み・お問い合わせ:☎888-7347(杉崎)まで。

狩倉弁護士のワンポイント法律相談
法律相談は7月27日・8月24日。予約制☎888-7347
videobg1
Q:住民自主管理のマンションで管理組合の代表をしています。 九年前に、マンションの一室を購入された方が、管理費を一切支払わないまま亡くなってしまいました。生前に部屋に居住しておらず、連絡先が分からなかったため、管理費の督促ができないままでした。この度、相続人から、マンションを売却する予定であるとの連絡があったのですが、滞納していた管理費全額を請求することはできるのでしょうか? A:相続によってマンションの区分所有権の移転が生じた場合には、相続人に管理費の支払義務が承継されますので、相続人に対して、滞納していた管理費の請求をすることができます。ただし、マンションの管理費については、各支払期限到来時から五年で時効により消滅するため(民法一六九条)、相続人が時効を採用した場合には、五年以上遡って支払ってもらうことはできません。滞納者の連絡先が分からず、管理費の督促ができなかったという事情があったとしても、時効は中断しません。  また、相続人が、管理費を支払わないままマンションの一室を売却してしまった場合には、新たな購入者に対して滞納している管理費を請求することができますが(区分所有法八条)、五年で時効により消滅する可能性があることは同様です。 (担当弁護士)伊藤 安那

三浦市社会福祉協議会を誹謗中傷する匿名の文書に対する声明
今般、「三浦市の福祉を憂う一市民」を名乗る団体ないし個人が、当法人の理事を名指しする格好で誹謗・中傷する文書を関係各方面に配布した問題であるが、我々は、もはや、これを一個人に対する人格攻撃などとは捉えていない。明らかに、三浦市社会福祉協議会に対する誹謗中傷であり、地域福祉の推進をめざす当法人の活動を不当に妨害する行為である。また、地域社会の安寧を乱すこうした行為を絶対に許してはならない。
ここに、三浦市の地域福祉を否定する暴挙に強い憤りを表明する。
一方で、我々が、こうした地域福祉を否定するがごとき不当な圧力に屈することは断じてないことを明言する。
我々は、この卑劣極まりない行為に対し、当法人の立場を明確化する意味からこの声明を発表する。

平成30年5月18日 社会福祉法人三浦市社会福祉協議会 会長  川﨑 喜正

4月22日 はつらつ喫茶を開催しましたvideobg1

「はつらつ喫茶」(認知症カフェ)を開催いたしました。介護予防インストラクターによるミニサロンや、鈴木ゆめ先生による認知症講座が大好評でした。(前川)

教えて!山田さん―理学療法士・山田泰之の「介護ワンポイント・アドバイス」videobg1

テーマ「立ち上がる」


今年二月、三崎口駅近くに開所した「どんどん!デイサービスセンター」管理者の山田泰之です。私はこれまでに、看護師、保健師、理学療法士の資格を取りました。「これらの資格を地域福祉に役立てたい」という考えから、当法人に入職しました。これからは、三浦市について学びを深めたいと思います。よろしくお願いいたします。  さて、日常生活で問題になりやすいのが「立ち上がる」ことです。「歩くのは何とかできるけど、立ち上がるのが難しい。」という方は意外に多いものです。  立ち上がりを楽におこなうポイントは、大きく分けて二つあります。一つ目のポイントは、立ち上がるときの足の位置です。①足の裏がしっかり地面についているか、②足と足の間隔が狭くなっていないか、③足を前に投げ出すのではなく、体幹に引き寄せて接地しているかを確認します。(つづく)
 
福祉カレンダーvideobg1

2018年7月
5日		どんまい市役所弁当販売
11日		どんま市立病院弁当販売
26日		遊びの広場きらきらキッズ
27日		無料法律相談(安心館)


2018年8月
1・11日		どんまい市役所弁当販売
2日		どんま市立病院弁当販売
3日		皆で海に親しむ会
23日		遊びの広場きらきらキッズ
24日		無料法律相談(はにかみ屋)



未病サロン情報
下記以外の地区でも不定期開催しています。詳しくは下記までお問い合わせください。
2018年7月
3日		シーアイ
5日		日の出・海外区
9日		赤羽根区
10日		小綱代区
11・25日	入江区
12日		宮川区
16日		星和住宅・向ヶ崎区
17日		菊名区
17・31日	飯森中区
27日		三崎口


2018年8月
2日		日の出・海外区
6日		赤羽根区
7日		シーアイ
7・21日		飯森中区
8・22日		入江区
9日		宮川区
14日		小綱代区
20日		星和住宅・向ヶ崎区
21日		菊名区
24日		三崎口


みうらふれあいサロン情報
2018年7月
6・20・27日	岬陽小
9・23日		初声市民センター
10日		南下浦市民センター
10・24日	上宮田県営団地
11・18・25日	城ヶ島区民センター
12・19・26日	勤労市民センター


2018年8月
3・24日		岬陽小
8・22日		城ヶ島区民センター
9・23日		勤労市民センター
27日		初声市民センター
28日		上宮田県営団地
28日		南下浦市民センター


掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。
各予定のお問い合わせは☎888-7347

カテゴリー: 未分類

Web Magazine
『社協みうら』
地域福祉の総合情報誌

〒238-0102 
三浦市南下浦町菊名1258-3
事務局
TEL 046-888-7347
FAX 046-889-1561
発行責任者:杉山実
編集人:高根沢奈津子

社協会員募集!

三浦市社会福祉協議会では、その社団的性格から、会員制を敷いています。   
当協議会の会員制度は、社協活動を通じて地域福祉を推進する助け合いの仕組みです。皆様からお寄せいただいた会費は、福祉のまちづくりのための貴重な財源として活用されます。

一般会費 : 一口1,000円
賛助会費 : 一口3,000円

☎ 046-888-7347

ご意見、要望、コメント
    朗読「ひばりの会」

    「ひばり89号」A面です。

    「ひばり89号」B面です。

    三浦市を中心にし、朗読の勉強会、保育園や高齢者施設などへの朗読や­紙芝居のボランティアに行っているボランティアサークル「ひばりの会」さん朗読をお楽しみ下さい。