「社協みうら」第167号

みうらの至福人

ひらめきました!


「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。

今回ご紹介するのは、今年度の福祉用具アイディアコンクールにおいて、「ありそうでなかった!」発想が評価され、最優秀賞を受賞した加藤花音さんです。
応募作品のタイトルは「しゃべるつえ」。「お年寄りや目が不自由な人がお買い物などにでかけるときに使うものです。道を教えてくれる音声ガイドがついていて、話し相手にもなってくれます。杖の色や模様も、たくさんの種類の中から好きなものを選ぶことができます。長さも『30cmにして!』っていったら自動で調整してくれます。」杖の上部には顔があり、この部分がお話をしてくれるそうです。

特集 地元のために頑張る企業!三浦市におけるCSR活動について

「社協みうら」第167号のラインラップ

みうらの至福人―加藤花音さん

  • 特集・地元のために頑張る企業!三浦市におけるCSR活動について
  • 三浦市ボランティア情報
  • 介護最前線―三浦市地域福祉センター高齢者デイサービス「湯ごころ」
  • 福祉施設訪問記―認知症対応型デイサービスあおぞら倶楽部
  • 元気!社協の職員
  • 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
  • みうら市民まつりに出展します!/赤い羽根募金の感謝と年末たすけあい運動
  • 理学療法士・成田慎一の「介護ワンポイント・アドバイス」
  • 福祉カレンダー
地元のために頑張る企業!三浦市におけるCSR活動について
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地元のために貢献活動を実施し続けている三つの企業にインタビューしました。

丸福水産株式会社◆常務取締役◆池谷隆さん
マグロ関係の卸業を営んでいます。「どんまい」に商品を提供させていただき、障害者の方達を支えることで、少し社会貢献できているのではないかと思っています。また、三浦市内外の小学生の社会科学習の一環として、工場見学を受け入れています。働くことの意味を考えるきっかけになるのではないかと自負しております。今後は「どんまい」と共に新商品開発に取り組んでみたいです。一緒にアイディアを出しあって、よりよい商品を作っていけたら、と思っています。

株式会社リビエラリゾート・シーボニアマリーナ
◆四マリーナ事業統括部長◆新通弘二さん
167-02リビエラ海洋塾や釣り大会といった海のイベントに「HUGくみ」「どんまい」の皆さんを招待しています。三浦市内外の小学生に向けた海洋塾も開催しています。また、小網代の森に来られた方が多く利用する公共トイレを気持ちよく使っていただくために、ペンキ塗りと清掃をしています。これ以外にも、三浦市の自然に親しめるような活動をおこなっています。今後は地域住民等を巻き込んで、三浦市内の連携を深められるような場を設けていきたいと思います。 

かながわ信用金庫ボランティアサークル「ふれあい」◆鈴木功さん
167-03平成八年「お金を扱う業務以外に地域に貢献できる活動も必要」と現在の理事長の発案により当サークルが発足しました。観光地の美化に協力する目的で、三浦市では城ケ島・三浦海岸の海岸清掃をおこなっています。活動していてよかったことは、海上自衛隊、米軍その他多くのボランティアの方々とのつながりができ、協力いただける関係ができたことです。また、養護学校の学生向けに口座開設の方法やATMの使い方、お金の大切さを教える金融教育を実施しています。今後も地域全体が元気になって、お互いが潤うような活動を続けていきたいです。
前向き子育てプログラム参加者募集中!はっぴー子育て応援団との共催videobg1
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「トリプルP:前向き子育てプログラム」はオーストラリアで開発され、世界二十五カ国で実施されている親向けの参加体験型の学習プログラムです。子どもの行動や感情を親がどのようにとらえるのか、どんな関わりをもったら子どもの良き成長を促せるのか、困った行動にどう対応したらよいか…など、子どもとの関わり方を学ぶことにより、安定した親子関係を築くことができます。子どもの自尊心を育み、子育てを楽しくする前向き子育てプログラムに参加して、一緒に考えてみませんか?別日程で、障害(診断名)を持つ子どもの親のための「ステッピングストーンズ・トリプルP」も開催します。
▽トリプルP日程
▼十一月二十六日~一月二十一日の毎週木曜日(年末年始を除く全八回)
▼対象:一歳頃~未就学までのお子さんの養育者
▼テキスト代:三千円
▽ステッピング・ストーンズ日程
▼一月十二日~三月八日の毎週火曜日(六回の講座と三回の個別電話セッション)
▼対象:一才~中学校三年生頃までの障害を持つお子さんの養育者
▼テキスト代:四千五百円 
いずれも原則、全日程に参加して頂ける方が対象となります。予定は一部変更になることがあります。
お問合せは三浦市社協事務局杉崎(☎八八八―七三四七)までお願いします。(事務局)
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介護最前線―三浦市地域福祉センター高齢者デイサービス「湯ごころ」videobg1
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囲碁、将棋が大好きな大井さん。腕前も中々のもので、お仲間に教えたり、ボランティアと笑顔で五目並べを楽しんだり、時には難しい面持ちで真剣勝負!!囲碁、将棋を通し皆さんと交流を深めています。
大井さんは「湯ごころ」を利用して四年目になります。若い頃はマグロ船の船員として活躍しました。六十九歳の時に脳梗塞を発症し左半身に麻痺が残りましたが、リハビリを続け、左手で箸も使えるようになりました。
奥様思いの一面があり「女房に迷惑をかけない様にしないとね…」とよくお話しされています。「湯ごころ」の帰りはいつも「アディオス!!(さよなら)」と笑顔で手を振るダンディな大井さんです。(高坂)
福祉施設訪問記―認知症対応型デイサービスあおぞら倶楽部videobg1
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167-06_2取材当日は敬老会のイベントをおこなっていて、あおぞらの会関連施設のご利用者の方もたくさん遊びにきて、にぎやかに歌っていました。施設長の尾上さん(写真右上)にお話を伺いました。「定員十二名と小規模なため、マンツーマンに近い体制で柔軟な対応が可能です。認知症の方が少しでも長く在宅生活が継続できるよう、課題の一つ一つをクリアしてご家族を支援していけるよう職員みんなで努力しています。送迎エリアは三浦市全域。月~土でサービス提供しています。」(山崎)
元気!社協の職員videobg1
167-06_8皆さん、こんにちは。高齢者デイサービス「湯ごころ」で長く勤務してまいりましたが、今年の七月より居宅介護支援事業所アンドで、ケアマネージャーとして、勤務をすることになりました。「湯ごころ」では介護福祉士として、ご利用者様と接しながら、たくさんの知識や技術を得ることが出来ました。その経験を生かして、昨年の秋にケアマネージャーの資格習得に挑戦してみようと思いました。周囲の協力を得ながら、資格習得できたときは、とても嬉しかったです。 
これから、もっと視野を広げて地域の皆様により良い支援ができるように頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。(本人談)

第27回横須賀三浦地区ふれあい広場開催のお知らせ 横須賀三浦地区の障害のある方と地域の皆様との交流を目的としたイベントです。 ぜひご参加ください。※お車でのお越しはご遠慮ください。 日時:11月14日(土)10~14時 場所:横須賀市総合福祉会館5~7階 内容:模擬店・作品販売・アトラクション・ステージイベント 問合せ:ふれあい広場実行委員会事務局(山田)☎848-5255FAX848-5258

狩倉弁護士のワンポイント法律相談videobg1
165-10Q:二十年以上前に購入した土地に公有地が含まれている事がわかりました。土地の上には建物が建っていますが、行政から建物の撤去を求められた際は、それに従わなくてはならないのでしょうか?
A:他人名義の土地を長期間占有していた場合、通常は、民法一六二条に規定されている取得時効の要件を満たせば、その土地の所有権を取得する事が出来、名義人から建物の撤去を求められても、撤去する義務はありません。
使用していた土地が公有地の場合でも、所得事項は認められるでしょうか。
この点、公有地などの「公共用財産が、長年の間事実上公の目的に供用されることなく放置され、公共用財産としての携帯、機能を全く喪失し、そのものの上に他人の平穏かつ公然の占有が継続したが、その為事実上公の目的が害されるようなことも無く、もはやそのものを公共用財産として維持すべき理由がなくなった場合」には、黙示的に公用が廃止されたものとして、公共用財産も取得時効の対象となり得ます(最高裁判所昭和五十一年十二月二十四日判決)。裁判例によれば、この目次的に公用が廃止されたという状況は、所得事項の要件である所有の意思を持った占有を開始する時までに発生していなければいけません。
なお、所有の意思を持って占有していたといえるかは、客観的な事情から判断されますので、例えば、公有地部分を含めて購入したといった場合でなければならず、公有地を勝手に占拠したといった場合には認められません。
今回問題となっている公有地について所得事項が認められるか検討するには、占有を開始したときに、すでに黙示的に公用が廃止されたといえる状態であったか、という点を確認する必要があり、公用が廃止されたといえれば、所得時効を主張することで、建物を撤去する必要が無くなります。
他方、所得時効が認められない時は、その公用地を管理している行政から払い下げを受けることが可能な場合もありますので、行政にご相談されるのが良いでしょう。(担当弁護士・吉田瑞穂)
みうら市民まつりに出展します!videobg1
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11月15日(日)10~15時、潮風アリーナと初声市民センターにおいて開催される「みうら市民まつり」に、障害児者・高齢者を対象としたネイルアートブース(左写真は昨年度の様子)、成年後見相談ブース、三浦市ボランティア連絡協議会との共催による「からあげ」販売ブースを出展します。例年大人気のブースとなっておりますので、お早目にお越しいただくことをお勧めします!(杉崎)
赤い羽根募金の感謝と年末たすけあい運動のお知らせvideobg1
「赤い羽根共同募金」では、市民の皆様からあたたかいご支援を頂いています。各ご家庭や学校・企業・イベント等でのご協力、ありがとうございます。頂いたご寄付は「自分の町を良くするしくみ」として、神奈川県および三浦市の地域福祉活動に役立てられます。12月1日~12月31日に実施致します「年末たすけあい運動」とは、新たな年を迎える時期に、支援を必要とする人たちが地域で安心して暮らすことができるよう、住民・企業やボランティア団体等、各関係機関の参加を得て様々な福祉活動を展開するものです。引き続きご協力をお願い致します。
お問合せ 神奈川県共同募金会三浦市支会 石渡(友)(☎888-7347)

皆さまの善意を南三陸町に!三浦市・社協60周年事業収益金を寄託videobg1
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9月26日、南三陸町復興支援チャリティイベントを実施しました。冒頭、佐藤仁町長から「感謝~三浦市民の皆様へ」とするビデオレターを上映。これを受けて、遠藤健治前副町長に町の復興状況についてご講演いただきました。続く第2部では、同地をドキュメントした映画「生き抜く」を上映し、大盛況のうちに幕を閉じました。その入場料等の収益から28万3200円(他事業収益含)を南三陸町に届けることができました。届けていただいたのは、今般三浦市長と社協会長が「災害復興支援特任大使」に任命した千葉智氏です。右下の写真は最知明弘副町長に義援金を手渡しているところです。皆さまの善意に感謝いたします。(杉崎)
教えて!成田さん―理学療法士・成田慎一の「介護ワンポイント・アドバイス」videobg1
165-14今回のテーマ「介護予防①」
今月は少し趣向を変えて「介護予防」についてお話しします。「介護を必要とする状態にならないようにすること」、「介護の必要な人でもこれ以上進行しないようにすること」を「介護予防」というわけですが、今、これを地域社会の中で実践することが求められています。三浦市でも、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう「地域包括ケアシステム」を構築しようとしています。しかし、その「仕組みづくり」は道半ばです。一方で、膨れ上がる社会保障費を抑制するため、今後「要支援」者に対する一部のサービスが三浦市の裁量に基づく地域支援事業になることが決まっています。「お役所まかせ」にするのではなく、この問題“自分のこと”として受け止め、今まで以上に「自分の体は自分で守る」(自助)の意識を強く持つことや、「隣り近所で支え合う」(互助)ことが求められているのです。この介護予防を各地域で実践するためにポイントとなるのが「担い手」の養成と「場」づくりです。「介護予防インストラクター」養成講座はその一助となることを願って開催されます。幸い反響は大きく、五十名以上のお申し込みを頂きました。改めて市民の皆様の意識の高さを感じているところです。(つづく)
福祉カレンダーvideobg1

2015年11月
01日 はつらつフェスタ
11日 一級建築士住宅改造相談
15日 みうら市民まつり
18日 どんまい市役所弁当販売
21日 個別療育相談
26日 遊びの広場きらきらキッズ
27日 無料法律相談(総合福祉センター)

2015年12月
07日 養育支援講演会
09日 一級建築士住宅改造相談
16日 どんまい市役所弁当販売
19日 個別療育相談
24日 遊びの広場きらきらキッズ
25日 無料法律相談(はにかみ屋)

みうらふれあいサロン情報
2015年11月
02・09・16日 地域福祉センター
12・19・26日 勤労市民センター
11・18・25日 城ケ島区民センター

2015年12
07・14・21日 地域福祉センター
10・17・24日 勤労市民センター
00・09・16日 城ケ島区民センター

介護予防・リハビリ体操教室情報
2015年11月
25日 地域福祉センター
27日 あんじゅ三崎口

2015年12月
16日 地域福祉センター
25日 あんじゅ三崎口
掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。
各予定のお問い合わせは…☎888-7347
カテゴリー: 未分類

Web Magazine
『社協みうら』
地域福祉の総合情報誌

〒238-0102 
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TEL 046-888-7347
FAX 046-889-1561
発行責任者:杉山実
編集人:高根沢奈津子

社協会員募集!

三浦市社会福祉協議会では、その社団的性格から、会員制を敷いています。   
当協議会の会員制度は、社協活動を通じて地域福祉を推進する助け合いの仕組みです。皆様からお寄せいただいた会費は、福祉のまちづくりのための貴重な財源として活用されます。

一般会費 : 一口1,000円
賛助会費 : 一口3,000円

☎ 046-888-7347

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    朗読「ひばりの会」

    「ひばり89号」A面です。

    「ひばり89号」B面です。

    三浦市を中心にし、朗読の勉強会、保育園や高齢者施設などへの朗読や­紙芝居のボランティアに行っているボランティアサークル「ひばりの会」さん朗読をお楽しみ下さい。