「社協みうら」第161号

大井崇立さんと武井美結さん~僕らは見た。三浦の未来を。~

「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。

今回ご紹介するのは、第1回福祉用具アイディアコンクールの受賞者(堀越大貴さん(ファインプレー賞)「心臓強力最新型AED」、武井美結さん(ナイスアイディア賞)「かいてき車椅子(外用)(内用)」、大井崇立さん(グットデザイン賞)「ラクチン!レカロみたいな車いす」、平田文さん(オールラウンダー賞)「安心車イス」)4名のうち、授賞式に出席してくれた、大井崇立さんと武井美結さんです。介護の問題に真剣に取り組んだ二人に、三浦の明るい未来を見たような気がしました。

 

特集 第3次三浦市地域福祉活動計画完成!

「社協みうら」第161号のラインラップ

みうらの至福人―大井崇立さんと武井美結さん

  • 特集・第三次三浦市地域福祉活動計画完成!
  • 三浦市ボランティア情報
  • 介護最前線―就労継続支援B型事業所「どんまい」
  • 福祉施設訪問記―社会福祉法人阿部睦会 美山在宅介護支援センター
  • 敬老の日記念 百歳の高齢者訪問
  • 元気!社協の職員
  • 歳末たすけあい運動のお知らせ
  • 狩倉弁護士のワンポイント法律相談-無料成年後見相談会のお知らせ
  • 三浦市社会福祉協議会“地域をつなぐ”はつらつフェスタ
  • 地域包括支援センターからのお知らせ&ともしび運動-養育支援講演会のお知らせ
  • 理学療法士・成田慎一の「介護ワンポイント・アドバイス」
  • 福祉カレンダー
第三次三浦市地域福祉活動計画完成!~皆で支えあう豊かなまち“三浦”となるために~
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答申する向上会議の大野和男委員長写真は会長からの諮問に計画書の完成をもって答申する向上会議の大野和男委員長

三浦市民生活向上会議のご尽力によって、第三次三浦市地域福祉活動計画が完成しました。
同計画は、地域福祉のあり方を定めた住民の行動計画で、三浦市が策定している「三浦市地域福祉計画」と対を成すものです。

策定の事務局を担ったのは、地域福祉課の杉崎悠子をチームリーダーとする若手職員達です。彼らは、計画の根拠ともなる「生活課題」を顕在化すべく、市民活動団体に対するヒアリングや「住民懇談会」を精力的に開催しました。ご協力いただいた皆様には、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
計画は、ミウという女の子の誕生に沸く一組の夫婦が、幾多の困難を乗り越えて成長していくさまを時系列で追った「ミウの物語(第二章実施計画)」という絵物語を中心に据えています。家族に降りかかる「生活問題」を解決する術が、そのまま実施計画となる構成です。従来の障害の属性や生活課題ごとに計画事業を組立てるのではなく、「人生」そのものに焦点をあて、誰が読んでも「必ずどこかで、係る生活問題が自分に当てはまる」ように工夫しました。福祉の問題が他人事ではないことを広く理解していただくためです。
本計画書を一つの「たたき台」として、全ての三浦市民が自身の属する地域社会に思いを馳せる機会としていただければ幸いです。願わくは、何か一つでも、そこに属する構成員としての「気づき」から、地域社会のために行動を起こしていただきたいと思います。より良い地域社会を築くのは、私たち自身です。行政まかせでは何も変わりません。
計画書は、総合福祉センターをはじめ、三浦海岸駅前の福祉なんでも相談・はにかみ屋や地域福祉センター、そして、南下浦、初声の両出張所などで配布しています。十月中にはホームページでも公開します。

第2章実施計画ミウイラストをふんだんに使った第2章実施計画「ミウの物語」の1ページ








計画の完成を吉田市長に報告
担当の杉崎が、川﨑会長とともに計画の完成を吉田市長に報告しました。








悪天候を吹き飛ばすボラ・パワー ~地域をつなぐはつらつフェスタ~
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 十月五日、悪天候のなか開催された三浦市総合福祉センターを地域に開放するイベント「地域をつなぐはつらつフェスタ」にボランティア連絡協議会も参加しました。
就労継続支援B型事業所「どんまい」との協力タッグで、特製唐揚げを販売したほか、三浦地域資源ユーズ株式会社の千葉智総務部長のご尽力により、被災地支援物産展も開催しています。千葉部長は、南三陸町のご出身で、被災地支援には特別な思いがあるそうです。三浦地域資源ユーズ株式会社には、農作物残渣で製造した堆肥も無償でご提供いただき、来場者に喜ばれていました。
ボラ協では「市民まつり」でも、被災地支援物産展をおこなう予定です。

地域をつなぐはつらつフェスタ

寄託 社会福祉事業のために(敬称略)
▽志四五会会長庄司和夫▽中澤一江▽深瀬加根▽世古久枝▽有限会社アーミック 原田健司▽医療法人財団青山会福井記念病院理事内藤圭之


杉崎三浦地域資源ユーズ株式会社と三浦市社会福祉協議会は、民間同士で災害協定を結んでいます。そのご縁で、抽選券付き前売り券の景品となる堆肥を無償でご提供くださるなどのご支援を賜ることができました。民間法人も地域福祉推進の立派な担い手なのです。

ボランティア情報
☎888-7347
⇒三浦市ボランティアセンターはこちらです。
就労支援最前線―就労継続支援B型事業所「どんまい」
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白取夕季さん

ちょっと「人見知り」で恥ずかしがり屋。笑顔を絶やさず休まずに通所して来る「どんまい」のアイドル夕季さん。
お客様に「美味しかった」と言われることが嬉しいから、一番好きな作業は、配達と回収です。難しい盛り付け作業も分量をピッタリ量れると、自信に繋がります。今では、苦手な副菜の盛り付けにも果敢にチャレンジしています!
どんまいで向上した意欲が、私生活にも影響を及ぼし、お母さんと一緒に「ソフトバレー」も始めました。だいぶ積極性も出てきました。心配性のお母さんは、何でも先々やってしまうようですが、心配はいりません。夕季さんは日々成長しています。できることも増えています。夕季さんの夢は「ケーキ屋さん」でショートケーキを作ることです!(深瀬)
福祉施設訪問記 第10回videobg1
美山在宅介護支援センター
佐々野佳子さんセンター長の佐々野佳子
〒238-0101 
三浦市初声町下宮田1846
☎046-888-3048

美山ホームは昭和三十九年に市内初となる定員三十二名の養護ホーム、六十一年に特養を開所し現在に至っています。在宅介護支援センターは平成八年から。
センター長の佐々野佳子(写真)さんは平成四年に入職し、十九年より現職。地域の高齢者を支えています。時には、人と接することの難しさを感じながらも、美山ホームの理念である「孤独にさせない寄り添った介護」の実践を心がけ、「どんな小さな困りごとでもお気軽にご相談ください。」とおっしゃっていました。(高井)

敬老の日記念

 元気!社協の職員 File No.10
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木藤 宗(「はつらつ」事務員)

木藤昨年八月より、小規模多機能型居宅介護事業所「はつらつ」で勤務している木藤です。
小規模多機能型居宅介護事業は、地域の高齢者を対象とした、デイサービス・訪問・泊りサービスを組み合わせて行う事業です。少人数に対するサービスのため利用者様同士や職員との距離が近い事が特徴で、正に〝はつらつ〟とした場となっています。仕事は事務が主ですが、時折フロア等で利用者様と関わる事もあり、介護経験の浅い私にとっては「はつらつ」は日々の勉強の場で、現在は仕事に生かすため、資格の取得にも励んでいます。事務室で仕事をしていますと「お兄ちゃん頑張って~」と声を掛けて頂く事も。その声や笑顔にはいつも元気を頂いています。パソコンとはにらめっこですが、笑顔を心掛け頑張ります。本人談)

歳末たすけあい運動

狩倉弁護士のワンポイント法律相談
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karikura  

Q: 隣家の猫の糞尿被害で悩んでいます。飼い主に対しどのような請求ができますでしょうか。

A: 動物の飼育に関しては、「動物の愛護及び管理に関する法律」が「動物の所有者又は占有者は、動物の愛護及び管理に関する責任を十分に自覚して、その動物をその種類、習性等に応じて適正に飼養し、又は保管することにより、動物が人の生命、身体若しくは財産に害を加え、生活環境の保全上の支障を生じさせ、又は人に迷惑を及ぼすことのないよう努めなければならない」(法律七条一項)と規定しています。また、この法律に基づく「神奈川県動物の愛護及び管理に関する条例」も、ペットが他人の土地を汚物で汚さないように訓練するといった飼い主の守るべき事項を定めており、飼い主にはペットが他人に迷惑をかけないように努めなければならない義務があります。
 ご相談は、隣家とのトラブルということですので、まずは話合いによる解決を目指し、隣家の飼い主に猫による被害の状況と飼い主の責務を説明し、猫の侵入防止のフェンス設置など、必要な措置を行うよう求めてみるのがよいと考えます。また、市役所や保健所などの行政の相談窓口に相談し、先ほど挙げた条例に基づき、飼い主が守るべき事項に違反していることを報告し、役所から指導等を行うよう求める方法も考えられます。それでも飼い主が適切な対応をしてくれないようであれば、民法七一八条に、動物の占有者は、その動物が他人に加えた損害について、動物の種類及び性質にしたがって相当の注意をもってその管理をしていなかった場合には、損害を賠償する責任を負うとの規定がありますので、飼い主が、相談者の敷地に猫が侵入して糞尿をしていることを知りながらこれを放置し、相談者からの求めや役所の指導等にも応じなかったこと等の事情により、相談者が社会生活上我慢しなければならない限度を超えて糞尿被害を受けたと判断できれば、裁判者に対して、飼い主に慰謝料等の損害賠償を求める訴えを提起することが考えられます。その際、相談者が猫の侵入防止のために自費でフェンスを設置しなければならなかった場合には、この費用について、賠償の対象になる可能性があります。なお、訴訟手続の前に、飼い主を相手方として、裁判所で話合いを行う民事調停を申し出るという方法も考えられますが、飼い主が調停に欠席した場合や調停での話し合いで合意できなかった場合には、調停での解決はできません。
 (担当弁護士・鈴木 亮)

成年後見相談会
三浦市社会福祉協議会“地域をつなぐ”はつらつフェスタ   information
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地域をつなぐはつらつフェスタ2
10月5日(日)、総合福祉センターにおいて「地域をつなぐはつらつフェスタ」が開催されました。同フェスタでは、福祉用具アイディアコンクールの審査結果も発表され、悪天候をよそにセンター内は熱気に包まれました。

【はつらつフェスタ参加団体】
▼神奈川県共同募金会▼三浦市ボランティア連絡協議会▼立教大学体育会応援団チアリーディング部▼三浦市地域婦人団体連絡協議会▼油壷幼稚園鼓笛隊▼シーサイド少年少女合唱団▼The Tsuji Zoo▼三崎まぐろラーメンズ▼三浦創生舎▼生活支援施設萌木▼地域活動支援センター「ハーベスト・きくな」▼三浦市ボランティア連絡協議会&就労継続支援B型事業所どんまい▼地域活動支援センター「陽だまり」▼あすなろ学苑▼小規模多機能型居宅介護事業所はつらつ▼介護支援事業所アンド▼相談支援事業所エール▼三浦市社会福祉協議会地域包括支援センター▼児童発達支援事業所HUGくみ▼三浦市地域福祉センター高齢者デイサービスセンター▼三浦市社会福祉協議会地域活動支援センター▼三浦市手話サークルともしび会▼地域活動支援センター「三浦はまゆう」▼民謡・大福会▼フラハウラヒロ(順不同)
短  信
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養育支援講演会のお知らせ
神奈川の県民運動「ともしび運動」の一環として養育支援講演会を実施します。
▼日時:平成26年12月1日(月)14:00~
▼場所:神奈川県合同庁舎
▼講師:齊藤宇開氏
▼対象:発達障害のお子さんを持ちの保護者・支援者など
▼問合せ:鎌倉保健福祉事務所三崎センター(南雲)/882-6830

三浦市社会福祉協議会
地域包括支援センターからのお知らせ
【認知症の人と家族の会みうらの集い】
▼日時:平成26年12月25日(木)11:00~15:00
▼場所:南下浦市民センター 講堂
▼認知症の人とその方を介護している方が集まって、日頃の悩み等を話す集いを開催
▼問合せ:881-7770   
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2014年11月
8日 第26回横須賀三浦地区地 
	 区ふれあい広場
12日 みうらふれあいサロン
(三浦漁村センター)
12日 一級建築士住宅改造相談
12日 どんまい市役所弁当販売
13日 みうらふれあいサロン
(勤労市民センター)
15日 個別療育相談
16日 個別療育相談
16日 みうら市民まつり
26日 みうらふれあいサロン
(三浦漁村センター)
27日 遊びの広場きらきらキッズ
27日 みうらふれあいサロン
(勤労市民センター)
28日 リハビリ体操教室
28日 無料法律相談
(総合福祉センター)

2014年12月
11日 養育支援講演会
10日 一級建築士住宅改造相談
10日 みうらふれあいサロン
    (三浦漁村センター)
10日 どんまい市役所弁当販売
11日 みうらふれあいサロン
(勤労市民センター)
19日 無料法律相談
(はにかみ屋)
20日 個別療育相談
21日 個別療育相談
24日 みうらふれあいサロン
    (三浦漁村センター)
24日 リハビリ体操教室
25日 みうらふれあいサロン
    (勤労市民センター)
25日 遊びの広場きらきらキッズ
25日 認知症の人と家族の会
無料法律相談は予約制です。

掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。
各予定のお問い合わせは…☎888-7347
教えて!成田さんー理学療法士・成田慎一の「介護ワンポイント・アドバイス」
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成田1    今回のテーマ「靴

意外と難しいのが自分に合った「靴」選びです。加齢に伴い、つま先が上がりにくくなるため、躓きやすくなります。土踏まずが崩れてくると、外反母趾になりやすく、更には膝関節の変形などにもつながってくるため、歩行のバランスにも影響が出てきます。こういったことが転倒の原因にもなってくるため、まずは、軽くてつま先が上げやすく、脱ぎ履きしやすいことが求められます。そのためにも、利用者本人とサイズ合わせをすることが大切です。その他、足の甲のむくみや爪の水虫などにも配慮しながら選び、自分で脱ぎ履き出来るかどうかも大切なポイントです。また、内履きと外履きに分けたり、予備に一足あると不測の事態にも対応できます。時々靴の手入れも行い、靴底の確認も行って頂きたいと思います。

講演する成田さん成田さんからのお知らせ:
毎月一回、ふれあいセンターでリハビリ体操教室を開催しております。現在、三十名位のご参加を頂いておりますが、まだ少々空きはありますのでお待ちしております。
また、ご近所等で新たに体操教室を「行いたい・行って欲しい」というご希望がありましたら、是非、社協の成田までご相談を頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

9月7日、老人クラブ主催の「福祉まつり」で講演する成田さん。
就労継続支援B型事業所どんまい                Advertisement
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「就労継続支援事業B型事業」は、一般就労が難しい方、離職された方、仕事をすることで社会的自立を目指したい方に働く場を提供するとともに、知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う事業です。
「どんまい」では、生産活動を「宅配弁当事業」に定め、働く喜び、喜ばれる感動を体感できる事業展開をモットーとしていきます。短時間からの利用も可能であり、利用される方個別に活動内容を検討し支援を行います。(山中)
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アドバイザリー・スタッフ 
発達障害や知的障害に関するアドバイザリー・スタッフをKCNの理事長冨岡貴生(社会福祉法人唐池学園貴志園園長)先生にお願いしています。

どんまいのスタッフ
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パーティーのオードブルやサンドイッチなどの軽食、会議・研修・会合などの昼食プランもお受け致します。その他、特別なご要望がある場合は、電話にてお問合せください。
電話:046-888-7655(直通)
カテゴリー: 未分類

Web Magazine
『社協みうら』
地域福祉の総合情報誌

〒238-0102 
三浦市南下浦町菊名1258-3
事務局
TEL 046-888-7347
FAX 046-889-1561
発行責任者:杉山実
編集人:高根沢奈津子

社協会員募集!

三浦市社会福祉協議会では、その社団的性格から、会員制を敷いています。   
当協議会の会員制度は、社協活動を通じて地域福祉を推進する助け合いの仕組みです。皆様からお寄せいただいた会費は、福祉のまちづくりのための貴重な財源として活用されます。

一般会費 : 一口1,000円
賛助会費 : 一口3,000円

☎ 046-888-7347

ご意見、要望、コメント
    朗読「ひばりの会」

    「ひばり89号」A面です。

    「ひばり89号」B面です。

    三浦市を中心にし、朗読の勉強会、保育園や高齢者施設などへの朗読や­紙芝居のボランティアに行っているボランティアサークル「ひばりの会」さん朗読をお楽しみ下さい。