「社協みうら」第164号

飯島定夫さん

地域のためにできることを。

「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。

今回ご紹介するのは、三浦市身体障害者福祉協会会長の飯島定夫さんです。「会員の年齢層が上がり、長年協会で行ってきたフリスビーやダーツといった競技をやる人が減ってきた。会の集まりに足を運べなくなった会員のところには役員で訪問し、顔を合わせるようにしています。」現在会員を募集しているとのことです。また飯島さんは、自家製野菜を「どんまい」の食材にと度々ご寄附くださいます。 「実家が農家だから。地域のためにできることは協力したい。」と、支え合いの精神を体現し続ける飯島さんです。(杉崎)

 

特集・三浦市社協 平成二十七年度事業・予算の概要

「社協みうら」第164号のラインラップ

みうらの至福人―飯島定夫さん

  • 特集・三浦市社協 平成二十七年度事業・予算の概要
  • 三浦市総合福祉センターからのお知らせ
  • レポート・おかえりなさいプロジェクト
  • 自立相談支援センターいっしょ―生活困窮者支援事業開始
  • 「どんまい」が就労移行支援事業を始めます
  • 三浦市ボランティア情報
  • 居宅介護支援最前線―ケアマネジメントセンター「アンド」
  • 福祉施設訪問記―介護付有料老人ホーム 油壷マリーナヒルズ
  • 元気!社協の職員
  • 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
  • 平成27年度採用職員のご紹介
  • ありがとう高齢者ふれあいセンター
  • 児童発達支援事業所HUGくみ 春の遠足
  • 三浦市市制60周年・三浦市社協設立60周年記念福祉講演会のお知らせ
  • 福祉カレンダー

三浦市社協 平成二十七年度事業・予算の概要
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60年の節目の年に飛躍を誓う!

164-1重点目標

1 総合相談事業(生活困窮者自立支援事業)の充実

2 地域リハビリテーション事業の充実と地域包括ケアシステムの整備

3 福祉コミュニティの創造

4 福祉人材養成事業の充実

5 三浦市社会福祉協議会設立60周年事業の実施

この一月一日、三浦市は市制施行六十周年を迎えました。

実は我が三浦市社会福祉協議会も三浦市の施行と時を同じくして設立されたのですが、そのことは、あまり知られていません。今から六十年前に任意団体として産声をあげた当協議会、初代会長を務めたのは、私の祖父にあたる当時の三浦市長、川﨑喜太郎です。私事になってしまいますが、あれから六十年、私がこうして会長を仰せつかっていることを考えると、特別の感慨を抱かざるを得ません。平成二十七年度は、こうした節目の年にあたるのです。
この大切な年に、当協議会は、五つの重点事業をもって臨む考えです。
164-2そのひとつが、総合相談事業のさらなる充実です。なかでも、生活困窮者自立支援法に基づく相談支援事業がこれに加わることは、特筆すべきことでしょう。生活困窮者の支援に向けては、重要な四つの基本的な視点があると考えられています。①自立と尊厳②つながりの再構築③子ども・若者の未来④信頼と支えあい―がそれで、これを①包括的・個別的②早期的・継続的③分権的・創造的な3つの支援方策によって実現しなければなりません。我々は、こうした理念の実現に最も重要なファクターを「総合相談力」と位置付けています。当協議会では、生活福祉資金の貸付、日常生活自立支援事業や法人後見の受任、ボランティア・市民活動の推進、就労支援事業の実践、地域包括支援センターの受託や介護保険事業の実施、そして、障害児者の相談支援事業の実施など多様な相談窓口を持っているわけですが、この複数の相談機能を再統合し、包括的に生活困窮者を支援することが、今、強く求められています。一方で、地域社会に潜在する生活問題をその地域社会の中で解決しようという試みは、つまり、日常生活圏域において、総合相談システムを地域社会の特性を活かしながら構築することと同義でもあります。それはまさに、社会福祉協議会に課せられた使命でもあります。ことさら我々が、この総合相談力の獲得に傾注する理由もそこにあります。生活困窮者自立支援事業への取り組みは、地域福祉を推進するためのツールであり、生活困窮者の支援のみをゴールとするものではありません。生活困窮者自立支援事業への取り組みを通して地域福祉のさらなる推進をめざすことにあるのです。
また、団塊の世代が七十五歳以上となる二〇二五年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの実現に向けて邁進する覚悟です。そのための土台づくりとして、福祉コミュニティの創造と福祉人材の養成に全力を傾けます。具体的には、地方自治法に基づいて指定管理する三浦市地域福祉センターにリハビリルームと地域の高齢者らが自由に使用できる市民交流ルームを新設し、当該施設が本来の役割を果たせるようリニューアルするとともに、介護予防の新たな拠点として再生させます。
なお、人材養成に関しては、局内に「介護職従事者等人材養成・研修センター」を併設し、専任の担当主幹を配置する考えです。
平成二十七年度予算は、これらを新規事業として予算編成されました。
もとより、その道のりは多難なものとなるでしょう。しかし、だからこそ市民協働の姿勢を崩すことなく、山積する生活課題の解決に向けて確実なる歩みを進める所存です。
平成二十七年三月

三浦市社会福祉協議会   会長 川﨑 喜正

【解説】

27yosan平成27年度における財源構成比率は、左グラフのとおりとなります。

会費を除く事業収入で7割を超えています。いわゆる事業型社協と呼ばれる所以ですが、収入の6割強を地域福祉事業に繰り入れていることを考えると(残額は各基金の造成と三浦市総合福祉センターの修繕費用に充当)、“事業型社協”というよりも社会福祉協議会の使命を順守した“経営型社協”という表現の方がより妥当かも知れません。三浦市からの補助金は1割強。地方自治法において「普通地方公共団体は、その公益上必要がある場合においては、寄附又は補助をすることができる。」(第232条の2)とされており、これを根拠に補助していただいたものです。委託事業に関しては役務の対価となりますが、例えば同じく地方自治法に基づいて指定管理する三浦市地域福祉センターなどは、昨年度から委託料ゼロで、これを受託し施設管理をおこなっています。これについても、介護保険事業等の収益が充てられています。

27yosan-soukatsu平成23年7月27日付で、厚生労働省から社会福祉法人新会計基準の制定にかかる通知がありました。これによって、新会計基準については、平成24年4月1日から適用されましたが、平成27年3月31日(平成26年度決算)までの間は、従来の会計基準によることができる―とする経過措置期間が設けられたため、本会でも、この経過措置期間は旧会計基準を準用してきました。今般、この経過措置期間が満了することから、平成27年度より新会計基準に移行することとなりました。そこで、新会計基準の制定を受けて全国社会福祉施設経営者協議会が作成した「社会福祉法人モデル経理規程」に基づく規程の改廃などの事務手続きを済ませ、下記の会計区分に基づいて、予算を編成しました。

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三浦市総合福祉センターからのお知らせ
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三浦市社協・三浦市社協職員会が寄付!
164-4地域をつなぐはつらつフェスタとみうら市民まつりにおいて「南三陸町ぬくもり物産展」をおこなった際の売上金を南三陸町に寄付させていただきました。お買い上げにご協力いただいた皆様!ありがとうございました!(杉崎)

寄付総額は8万円。南三陸町ご出身の三浦地域資源ユーズ株式会社・千葉智総務部長に寄付金を届けていただきました。写真は千葉部長(右)と遠藤健治副町長です。後日、丁寧なお礼状も頂戴しました。

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三浦市総合福祉センターのご利用要件が変わります!
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貸館の利用について
①5月より貸館の利用時間を原則として、月~金曜日の8時30分から5時までとさせていただきます。印刷機のご利用も同様です。
②社協の事業で使っている時は貸出はできません。
③4月以降の貸館については、社協会員、賛助会員の方が優先となります。(出口)

※最近、壁紙や備品の破損が多く見受けられます。このセンターの運営は、市民の皆様からのご寄附や会費で運営されています。破損された場合、速やかに職員にお申し出ください。利用者の過失により修繕等が発生した場合は、実費を請求させていただきます。また、駐車スペースには限りがございます。来館の際はできるだけ公共交通機関をご利用ください。なお、小さいお子様をお連れの方は、お子様から目を離さないようお願いいたします。駐車場などで絶対に遊ばせないでください。

三浦市総合福祉センターのご利用は…☎888-7347

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三浦市社協―おかえりなさいプロジェクト
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三浦市社協事業課長 成田慎一

narita1このプロジェクトを通じて、今年三月、無事在宅復帰をされたM氏をご紹介します。尚、この事例を本紙に掲載するにあたり、M氏ご本人の許可をいただいております。M氏は四十代の女性。難病と両股関節の疾患を抱えられています。昨年三月、M氏の療養のためご家族で、この三浦市に転居して来られました。ところが、新しい環境に慣れないこともあって、転居後すぐに体調を崩し、入院してしまいます。その後、徐々に体調も回復し、三浦市(福祉事務所)の紹介を経て、同年七月から当会の地域活動支援センター「ゆずリハ」を利用するようになりました。当初は熱心にリハビリにも取り組まれ、杖で屋外を歩行することができるまでになりました。そうした中、ご家族より「夜間のトイレ誘導の際に、手すりがなく大変だ。」という住宅改修の相談を受けました。

164-6当会では、一級建築士による巡回相談も実施しているのですが、これに繋げるため、事前に相談員と自宅を訪問し、トイレ周りの環境やトイレまでの動線などを調べました。その後、八月に一級建築士と共に再度訪問。トイレと浴室に手すりを設置すべく、取付け図面の作成と見積りの徴取までをスムーズに終えました。併せて身体障害者手帳の取得が済んでいなかったので、ご家族に交付の手続きを依頼しました。その際も、ご家族が安心して手続きを済ませられるよう、市役所や病院とのやり取りのお手伝いをさせていただきました。しかし、M氏を支えるチームづくりが始まった矢先、暑い夏が続いていた九月から、M氏は入退院を繰り返すようになり、遂に十月に緊急搬送され、長い入院生活を余儀なくされてしまうのです。通常であれば、ここで一旦M氏の支援は中断してしまうのですが、ご家族と相談員間の連絡は途切れることなく続きました。転居後間もないM氏ご一家にとって、当会の総合相談事業は非常に頼りになったようです。そして、十一月に入り、入院していた病院のケースワーカーより、M氏を交えて担当者会議をおこないたいとの申し入れがあり、今度は当会の「おかえりなさいプロジェクト」を通じて、在宅復帰を支援することになったのです。これによって一度は止まりかかっていた住宅改修も動き始めました。十二月にはご家族のご意向を伺うため、三度ご自宅を訪問。その結果、急速に退院の話しが進むことになるのです。しかし、当会としては、未だ身体障害者手帳の取得が進んでいないことや自宅のバリアフリー化が進んでいない現状から、このままでは、M氏が自立した在宅生活をおこなうことは困難であると考え、その旨を説明し、退院を一時延期していただくことにしました。そして、今年に入り、一月の担当者会議を経てから、いよいよ退院に向けての動きが活発化してきました。同月末、身体障害者手帳を取得。二月半ばにはトイレ等の手すりの設置工事が完了しました。
164-5こうして退院するための環境が整い、M氏と共に退院前の自宅の評価をおこなうことに。その際には、福祉用具の業者にもチームへの参加を求め、車いすの選定や一部段差の解消も必要なことがわかりました。退院を待ちわびるM氏でしたが、最終的な調整が残っていることや、まだ病院でのリハビリが必要であることを伝え、退院を励みに、リハビリに努めていただくことにしました。その努力の甲斐もあって、三月十七日、主治医やM氏を交えた担当者会議において、待ちに待った、退院が決まったのです。M氏が楽しみにしているのは、当会の「ゆずリハ」に通うことと、ご家族の手料理を食べること。二十三日に退院してからは、目標どおり「ゆずリハ」に元気に通われ、リハビリにも意欲的に取り組んでいます。特に四月にオープンしたばかりのリハビリ室の利用を心待ちにしています。
今回のM氏の件だけでなく、当会には杖やスロープに関する相談が多く寄せられます。その都度迅速に対応しておりますが、単に、サービスに繋げるだけでなく、在宅生活をアフターフォローすることのできる「おかえりなさいプロジェクト」と地域福祉センターの新リハビリ室を在宅復帰推進の両輪として是非、ご活用いただきたいと願っております。

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自立相談支援センターいっしょ―生活困窮者支援事業開始
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164-7近年の社会経済環境の変化に伴い、生活困窮に至るリスクの高い人々や稼働年齢層を含む生活保護受給者が増大しています。この三浦市でも、市民生活を重層的に支えるセーフティネットの構築が急がれていました。こうした状況に対応するために整備されたのが、生活困窮者自立支援法です。三浦市社会福祉協議会では、この法律に基づいて実施する「生活困窮者自立支援事業」を三浦市から受託し、この四月から実施することになりました。新しい生活困窮者支援体系の構築と生活保護制度の見直しに総合的に取り組むことが目的です。

三浦市社会福祉協議会では、この事業を自立相談支援センター「いっしょ」で取り扱います。「いっしょ」が実施する生活困窮者自立支援事業は、受託事業、自主事業併せて、大きく次の四つの事業となります。

①自立相談支援事業(受託事業)
生活困窮者の相談に応じ、生活困窮者が抱える課題を把握するとともに、その置かれている状況や本人の意思を十分に確認することを通じて個々人の状態にあった支援計画の作成等をおこない、②から④までの事業や「住宅支援給付事業(申請手続きの支援を含む)」などの関係事業との連携を含めた支援を包括的におこないます。そして、三浦市(福祉事務所)やハローワーク、地域包括支援センター等の関係機関とのネットワークづくり、社会資源の開発をめざします。

②就労促進のための支援事業(自主事業)
短期間の集中的な就労支援をおこなっても一般就労に就くことが困難な層に対し、支援付きの就労の機会を提供する就労訓練事業(いわゆる「中間的就労」)をおこなう事業者の育成支援を本会が運営する就労支援センター「どんまい」との協働においておこないます。

③家計相談支援事業(自主事業)
生活困窮者の家計の再建に向け、家計収支全体の改善を図る観点から、家計に関する相談に対応し、家計管理に関する指導、生活福祉資金の貸付けの斡旋等の支援をおこないます。このため「いっしょ」のスタッフは、ファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。

④貧困の連鎖の防止のための学習支援その他地域の実情に応じた生活困窮者の自立の促進に資する事業(自主事業)
大学生や教員OBをボランティアで募り、かつ、組織化(三浦市ボランティアセンターの登録団体として)し、学童に関しては、復習と宿題といった基礎的な学習機会を中心に、また、生活困窮により学習機会を得られなかった成人に関しては、学び直しの機会を提供していきます。
自立相談支援センター「いっしょ」では、生活困困窮者自立支援事業の他に、法人後見事業や日常生活自立支援事業といった権利擁護事業や生活福祉資金の貸し付け事務もおこない、生活困窮者の総合的な支援をおこなっていきます。(前田)

左図は、三浦市社会福祉協議会が想定する「生活困窮者自立支援事業」の概念図。三浦市との連携なくして、この事業の実現がないことがわかります。また、多様な主体の参加が求められます。

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「どんまい」が就労移行支援事業を始めます
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三浦市初の就労継続支援B型事業所として親しまれてきた「どんまい」が、新たに就労移行支援事業も始めることになりました。これを機に名称も「就労支援センターどんまい」に改めます。

どんまいが実施する、就労移行支援事業の主なメニューは次のとおりです。

①就労体験機会の提供

②生産活動その他の活動の機会の提供(喫茶(コーヒー)及び売店(加工食品の販売。手づくり弁当、マグロの角煮等)の営業を通じて接客、マーケテイング(顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動)の機会を提供します。また、地域の篤志家から無償で貸与を受けた「農地」において、無農薬野菜を栽培し、これを売店のブースで販売します。)

③就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練等の提供(パソコン教室・就労に関する学習会・ビジネスマナー教室)

④職場実習の実施、受入先の確保・施設外就労の実施・職場実習先の開拓

⑤公共職業安定所での求職登録等、求職活動の支援(職業安定所への同行)

⑥適性や要望に応じた職場開拓

⑦職場定着を促進するための職業生活における相談等の支援の継続

164-8これによっていわゆる「ダイレクトB問題(特別支援学校を卒業するなりB型を利用すること)」に対応していくことになります。本来、B型事業の利用は「企業に勤めたけれど、様々な事情で離職した」とか「企業就労を目指したものの、就職先のご縁がなかった」あるいは「年齢が五十歳を超え、企業就労はなかなか難しい」といった当該者を対象とした事業ですから、地域移行支援事業を実施することによって、より法の理念に則った事業展開を実践することになります。(山中)

ご利用のご希望は☎八八八―七六五五まで。

三浦市総合福祉センター1階ロビーに開店した就労支援センター「どんまい」が営業する喫茶「三遊間を抜けました」。美味しいコーヒー、紅茶といったソフトドリンクが100円均一。焼きそばやナポリタン、カレーライスといった軽食も楽しめます。他に自家製無農薬野菜なども低廉な価格で販売します。皆様どうぞお気軽にお越しください。大好評のマグロの角煮は、地方発送承ります。

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三浦市ボランティア情報
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仮想避難所一泊二日体験

参 加 者 募 集 中

三浦市社協としては初めての試みとなる被災時を想定した実践的な避難所体験会をおこないます。

実践的とする所以は、①仮想避難所で宿泊体験をおこなうということ(就寝時は段ボール一枚と毛布のみを支給)にあります。就寝時間は二〇時。真っ暗闇で何もすることがない中、固い床の上で朝まで眠ることができるでしょうか。また、②一日目の夕食と二日目の朝食は、限られた食材・限られた調理器具で自炊していただきます(非常食の試食含む)。

それ以外にも、日頃家庭でできる備えや、避難所で発生しやすい病気とその予防策、避難所における高齢者や障害者とのコミュニケーションの取り方についての学習や、グループワークなどもおこなう予定です。親子での参加も歓迎します。奮ってご参加ください。

* * *

日時:平成二十七年六月六日(土)十五時~
七日(日)十時 ※雨天決行
場所:三浦市総合福祉センター
参加募集人数:十五名
※お申込み・お問合せ:三浦市社会福祉協議会事務局(杉崎)☎八八八―七三四七まで

寄託

社会福祉事業のために(敬称略)

▽中澤一江▽佐藤和子▽匿名

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自立支援最前線―居宅介護支援最前線―ケアマネジメントセンター「アンド」
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ベテラン漫談家のような、味わい深いしみじみとした語り口の今村さん。

阪神タイガースファンの今村さんは、大阪生まれ。五十年前三浦市に越してこられました。「海も(自宅の)目の前で、空気がきれい。」とこの地を称賛されます。
アンドを利用しての感想を伺うと「介護保険についてほとんど知らなかった。ケアマネージャーに相談することで、使いやすいベッドや室内の手すりなど、自分に合うものに囲まれて生活できるようになり、とても便利になった。」
阪神タイガース以外にも水泳、カメラなど幅広いご趣味をお持ちの今村さん。カメラについては、東京新聞の写真コンクールに入選したことがあるほどの腕前です。今後やってみたいことを伺うと「リハビリに挑戦して、美しい三浦の海を撮影しに行きたい。」と新たな目標を見つけられたようです。(杉崎)

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福祉施設訪問記 第13回
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164-16施設長の竹澤さん
〒238-0224三浦市三崎町諸磯 1523-1
☎046-880-1828

株式会社 日本ライフデザイン

開設七年目を迎える油壺マリーナヒルズ。竹澤孝子施設長(写真)は、老健の現場で経験を積み、昨年の十月から施設長に。入居者を対象とした、理学療法士による機能訓練に加え、職員にも認知症ケアの講習会を開くなどサービスの向上に余念がありません。また、ボランティアによる催し物も定期的におこない、食事には三浦の野菜を使うなど、地域密着型の家庭的な老人ホームをめざしています。
屋上からは、諸磯湾と富士山を一望することができ、豊かな自然に囲まれた施設です。(石渡)

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元気!社協の職員 File No.13
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164-15jpg加藤 政夫(運転員)

定年退職後、第二の職場として、福祉の仕事に携わりたいという思いが強くあり、障害者デイサービスゆずリハで働き始めて五年目になります。主に送迎時のドライバー・機能訓練のお手伝いをしています。常に心がけていることは、利用される方が安全にセンターに来所され、一日充実した時間を過ごしていただくことだと思っています。そして自宅に気持ち良く帰宅してもらうことだと考えています。
利用者さんとの会話もとても楽しみです。四月から、新たに設備の充実した機能訓練室で理学療法士・スタッフの方達と一緒に、利用者の方お一人お一人の自立した生活を継続する為のお手伝いをこれからも頑張って行きます。よろしくお願い致します。(本人談)

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狩倉弁護士のワンポイント法律相談
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Q:近所に郊外型の大規模店舗ができたため、会社の経営が行き詰まり、融資の目途も立っていません。苦渋の選択として従業員の人員整理を考えていますが、どのように手続きを進めるべきでしょうか?

A:会社の経営再建のために人員整理が必要な場合であっても、「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当である」と認められない場合には、解雇は無効となりますので(労働契約法十六条)、慎重な対応が求められます。これまでの裁判例では、①人員を削減する必要があること、②解雇を避けるために努力をしたこと、③解雇される者の選び方が合理的であること、④解雇までの手続が妥当であることの4つの要素が、解雇が有効となるか無効となるかの判断のポイントになっています。以上の要素から手続の進め方を考えると、まず、上記①については、経営の合理化などを図ってもなお人員整理の必要があることについて、決算書などの具体的な資料に基づいて説明できるようにしておく必要があります。次に、上記②については、従業員に十分に事情を説明したうえで、配置転換や希望退職者の募集を行い、解雇以外の手段で経営再建を達成できるようなできる限りの措置を講じる必要があります。それでも解雇以外に方法がない場合、上記③について、対象者の選定基準を作成する必要があります。勤務成績、会社への貢献度、解雇による経済的打撃の大きさなどが選定にあたっての要素となりえますが、性別を理由としたり、「誠実」「勤勉」などといった抽象的な基準によるときは、合理的なものとは認められない可能性があります。さらに、従業員への選定基準の適用においても公平になされることが求められます。以上の過程において、上記④に関し、労働組合または労働者(少なくとも労働者の過半数を代表する者)に十分な説明を行い、協議を尽くすことも重視されていますので、上記①から③を形式的に満たしていても、十分な説明を尽くさない抜き打ち的な解雇は無効となる可能性が高いといえます。(担当・加藤修一弁護士)
法律相談の日程は、福祉カレンダーをご参照ください。

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平成27年度採用職員のご紹介       information
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164-10三浦市社会福祉協議会では、平成27年度に新たに5名の職員を採用しました。
後段左から山崎まさみ(居宅介護支援事業所アンド)、前川和子(居宅介護支援事業所アンド)、齋藤あゆみ(児童発達支援事業所HUGくみ)、加藤将理(地域包括支援センターおまかせ)、齋藤清香(地域包括支援センターおまかせ)。
入職初日には、三浦市長からも激励されました。(出口)

 

ありがとう高齢者ふれあいセンター     information
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164-11介護予防の拠点として親しまれてきた「高齢者ふれあいセンター」が3月31日付で閉館されました。
最終日には指定管理を受けていた三浦市社会福祉協議会が「ありがとう高齢者ふれあいセンター~お別れのつどい」を開催、同施設の生みの親でもある杉山実副市長も駆けつけてくださり、共に別れを惜しみました。延5万人を超える利用者の“生きがい”づくりに貢献してきた施設が、誕生から12年で幕を閉じます。(高井)

 

児童発達支援事業所HUGくみ 春の遠足       information
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164-123月27・30日の2日間、よこはまズーラシアに遠足に行ってきました。
両日とも天候に恵まれ、普段あまり見ることのない動物たちを見て、喜ぶ子がたくさんいました。青空の下で食べるお弁当は普段食べるお弁当の何倍もおいしかった気がします。
子ども達もスタッフも満喫できた遠足になりました。(長谷川)

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2015年5月

13日 一級建築士住宅改造相談
16日 個別療育相談
17日 個別療育相談
22日 予防体操教室
(あんじゅ三崎口)
22日 無料法律相談
(総合福祉センター)
27日 リハビリ体操教室
(地域福祉センター)
27日 どんまい市役所弁当販売
28日 遊びの広場きらきらキッズ

2015年6月

06日 仮想避難所1泊2日体験
07日 仮想避難所1泊2日体験
10日 一級建築士住宅改造相談
20日 個別療育相談
21日 個別療育相談
24日 リハビリ体操教室
(地域福祉センター)
24日 どんまい市役所弁当販売
25日 遊びの広場きらきらキッズ
26日 予防体操教室
(あんじゅ三崎口)
26日 無料法律相談(はにかみ屋)

みうらふれあいサロン情報

2015年5月

00・11・18日 地域福祉センター
13・20・27日 三浦漁村センター
14・21・28日 勤労市民センター

2015年6月

01・ 8・15日 地域福祉センター
10・17・27日 三浦漁村センター
11・18・25日 勤労市民センター

この予定は、予告なく変更される場合があります。各予定のお問い合わせは…

888-7347
掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。
各予定のお問い合わせは…☎888-7347

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三浦市市制60周年・三浦市社協設立60周年記念福祉講演会のお知らせ
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三浦市市制施行六十周年・三浦市社協設立六十周年記念福祉講演会
「命・大切に、思うこと」

市制六十周年・三浦市社会福祉協議会設立(任意団体)六十周年を記念して、福祉講演会を開催いたします。
講師に、「怪談」でお馴染みの稲川淳二さんをお招きします。タレントやデザイナーなど多方面で活躍されている稲川さんですが、今回は「命・大切に、思うこと」と題し、先天性の重度障害を抱えた息子の「親」としての立場から「自分はこの子の父親である」という事実を受け入れるまでの生々しい心の叫びや、父親としての葛藤についてお話しいただきます。(杉崎)

* * *

164-13講師の稲川淳二さん

日 時・七月五日(日)十三時三十分から(開場十三時)
場 所・三浦市民ホール
入場料・千円(チケット前売り制)
※入場料の一部が被災地支援に充てられます。

主 催・三浦市・社会福祉法人三浦市社会福祉協議会
共 催・三浦市ボランティア連絡協議会他

問合せ・三浦市社会福祉協議会   ☎八八八―七三四七

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就労継続支援B型事業所どんまい                Advertisement
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「就労継続支援事業B型事業」は、一般就労が難しい方、離職された方、仕事をすることで社会的自立を目指したい方に働く場を提供するとともに、知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う事業です。
「どんまい」では、生産活動を「宅配弁当事業」に定め、働く喜び、喜ばれる感動を体感できる事業展開をモットーとしていきます。短時間からの利用も可能であり、利用される方個別に活動内容を検討し支援を行います。(山中)
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アドバイザリー・スタッフ
発達障害や知的障害に関するアドバイザリー・スタッフをKCNの理事長冨岡貴生(社会福祉法人唐池学園貴志園園長)先生にお願いしています。

どんまいのスタッフ

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パーティーのオードブルやサンドイッチなどの軽食、会議・研修・会合などの昼食プランもお受け致します。その他、特別なご要望がある場合は、電話にてお問合せください。
電話:046-888-7655(直通)

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Web Magazine
『社協みうら』
地域福祉の総合情報誌

〒238-0102 
三浦市南下浦町菊名1258-3
事務局
TEL 046-888-7347
FAX 046-889-1561
発行責任者:杉山実
編集人:高根沢奈津子

社協会員募集!

三浦市社会福祉協議会では、その社団的性格から、会員制を敷いています。   
当協議会の会員制度は、社協活動を通じて地域福祉を推進する助け合いの仕組みです。皆様からお寄せいただいた会費は、福祉のまちづくりのための貴重な財源として活用されます。

一般会費 : 一口1,000円
賛助会費 : 一口3,000円

☎ 046-888-7347

ご意見、要望、コメント
    朗読「ひばりの会」

    「ひばり89号」A面です。

    「ひばり89号」B面です。

    三浦市を中心にし、朗読の勉強会、保育園や高齢者施設などへの朗読や­紙芝居のボランティアに行っているボランティアサークル「ひばりの会」さん朗読をお楽しみ下さい。