「社協みうら」第154号

藤原早苗さん情報保障とは、
人間の「知る権利」なのです。

 

「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。

今号は、三浦市聴覚障害者協会の副会長、藤原早苗さんです。「いつでもどこでも気軽に手話でおしゃべりができる。三浦市をそんな町にするのが夢です。私たちが手話講習会を開催するのも、講習会を通じて“手話のできる人”を増やしたいからです。」藤原さんの決意に触れたような気がしました。


音訳:朗読サークル「ひばりの会」さん

特集

会費・共同募金の使途について

みうらの至福人―藤原早苗さん

「社協みうら」第154号のラインラップ

  • みうらの至福人―藤原早苗さん
  • 特集・会費・共同募金の使途について
  • ボランティア・市民活動情報
  • 就労訓練最前線―就労継続支援B型事業所「どんまい」
  • 福祉施設訪問記―生活援護施設 萌木
  • 元気!社協の職員
  • 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
  • 平成25年度紙オムツ助成事業のお知らせ
  • 赤い羽根共同募金のお願い
  • 地域福祉活動―短信
  • 福祉カレンダー
会費・共同募金配分金の使途について

会費と共同募金
三浦市社会福祉協議会では、その社団的性格から、会員制を敷いています。本会の会員制度は、社協活動を通じて地域福祉を推進する助け合いの仕組みです。
今特集では、皆様からお寄せいただいた会費や共同募金の配分金事業について、ほんの一部ですがご紹介します。

肢体不自由児入浴支援
既存制度の対象とならない十五歳未満の肢体不自由児に、地域福祉センターの特殊浴槽で、熟練の介護スタッフが入浴サービスを施行するものです。
利用者の保護者、杉本美雪さんは「おかげで『きょうだい児(注)』とふれあう時間が増えました」と満面の笑みを湛えてくれました。

紙オムツ支給
寝たきりの高齢者や肢体不自由児を対象とした事業です。
介護者の長谷川薫さんは「毎日使うものなので助かります。金銭的にもそうですが、(会費を通じて)皆に支えられていると実感することができます」とこれも笑顔で応えてくださいました。

障害児余暇支援
障害児の余暇支援事業として「乗馬体験」を取り入れています。
利用者の保護者、伊藤知恵さんは「一人で馬に乗っている姿を見て感動しました」と同じく笑顔で応えてくださいました。

障害児運動支援
障害児の運動不足の解消を目的にスイミング教室を開催。
利用者の保護者、加藤真澄さんは「プールの日を心待ちにしているんですよ」とやはり笑顔で応えてくださいました。

ガイドヘルパー養成研修
障害者らの移動支援を担う人材養成研修を受講した池田圭子さんは「障害児者に対する理解が深まりました」と最後も笑顔で応えてくださいました。

一口千円の会費や共同募金の配分金がかくも多くの笑顔を生み出しているのです。
(編集部)

注=病気や障害を抱えた子どもの兄弟を 「きょうだい児」と呼びます。


■会費・共同募金配分金の使途について
・伊藤知恵さんインタビュー
・加藤真澄さんインタビュー
・杉本美雪さんインタビュー
ボランティア情報
☎888-7347

障害児にプールを無料開放! 株式会社リビエラリゾート

シーボニア

 「大自然の中で心豊かに生きる」という企業理念を掲げるリビエラリゾート・シーボニア。小網代湾・小網代の森に隣接する素晴らしい立地を活かして、障害の有無に関わらず「市内の子供達に海に親しんで欲しい」と様々な社会貢献活動を行っています。 この日も、地域の障害児にプールを無料で開放してくださいました。企業が実践するボランティア活動の優良なモデルといえるでしょう。(杉崎) ■「障害児にプールを無料開放!」㈱リビエラリゾート ・新通さんインタビュー ・シーボニアでの様子 ⇒リビエラリゾート・シーボニアマリーナさんのホームページはこちらです。 2013.8.28 リビエラリゾート・シーボニアマリーナ太平さんへのインタビュー 「海洋塾」とCSR活動についてお話を伺いました。 杉崎 8月の22、28日には、市内の障害児を対象にシーカヤックなどを体験する「海洋塾」も開催してくださいました。本当にありがとうございました!(杉崎)   ⇒三浦市ボランティアセンターはこちらです。 
介護サービス最前線 ― 就労訓練最前線―就労継続支援B型事業所「どんまい」

三浦潤さん「どんまい」での訓練で自信を深め、笑顔で取材に応じる三浦さん。 三浦さんは「どんまい」のエースです!

 「三浦の自然が僕の心を広くしてくれました」と凛として語るのは、通所したての頃は、とても無口だった三浦さん。徐々にコミュニケーション・スキルを高め、今では、沢山の笑顔を見せてくれます。対人関係の形成だけでなく、作業にも意欲的に取り組み「僕は、先輩利用者に恵まれました。頑張っている先輩の背中は、作業に対する意欲を高めてくれました」と当時を振り返ります。かつて自分がそうであったように、後輩達に優しく手順を教える三浦さんの姿はとても誇らしげです。 「就労したい気持ちは強いです。しかし、今は『どんまい』で、一つずつできることを増やし、結果的にそれが就労に結び付けばと考えています。そしていつの日かこの三浦に住みたいと思います」と静かに微笑みました。(深瀬)
福祉施設訪問記 第3回
   
    武津美樹さん 萌木


医療法人財団青山会

〒238‐0115
神奈川県三浦市
初声町高円坊1544-3
☎046-889-2492

 今年で開設十五年目を迎える「萌木」。
地域での生活の継続を目標に、共同生活を通じて、自主性を育んでいます。
年一回の旅行、三月には「萌木まつり」と行事も盛沢山。様々な経験が、利用者の社会性獲得に貢献してくれます。
日曜日には、利用者と一緒に料理を楽しむという施設長の武津美樹さんは、豊富な経験と、福祉に対する熱い情熱の持ち主。近々、短期入所(ショート)事業も始めるそうです。(石井)

⇒医療法人財団青山会 生活支援施設「萌木」さんのホームページはこちらです。  
三浦市社会福祉協議会が運営する小規模多機能型居宅介護事業所

地域包括支援センターのお問い合わせは…
三浦市地域福祉センター
〒238-0235 三浦市栄町23番13号 三浦市立病院の前
☎046-881-7770  担当:石渡

高塚美佐子 元気!社協の職員 File No.3
     高塚美佐子(看護師)

五月一日より地域包括支援センターの看護師として勤務しています。
地域包括支援センターとは、地域住民の保健・福祉・医療の向上、虐待防止、介護予防マネジメントなどを総合的におこなう機関です。
私どものセンターには、看護師、主任ケアマネジャー、社会福祉士が配置され、専門性を生かして相互連携しながら業務にあたっています。病棟勤務だけでなく在宅看護の分野でも経験を積んでいますので、この経験を活かしながら、利用者、介護者の皆様に寄り添った支援をしていきたいと考えております。よろしくお願いします。(本人談)
児童発達支援事業・放課後等デイサービス「HUGくみ」

児童発達支援事業・放課後等デイサービス「HUGくみ」では、日常生活における基本的な動作を習得したり、集団生活に適応するための訓練など個別の療育プログラムを個別支援計画に基づき提供しています。未就学の障害児及び学籍のない18歳未満の障害児が対象です。
ご利用に関するお問い合わせは … ☎046-876-9941
狩倉弁護士のワンポイント法律相談karikura  
: Aは父親から相続した土地を抵当に借金をしたいと考えていたが、Aのいとこ(父親の甥)が抵当に入れてすでに借金をしていた。この借金を父親が同意をしていたが確認できていない。この借金の抵当権を取り消すことができるか? 
「土地を抵当に入れるには、土地の所有者が抵当権者との間で抵当権設定契約を締結し、法務局で抵当権設定登記を行うのが一般的です。抵当権設定登記には、土地の登記済証(権利証)もしくは登記識別情報、発行から三ヶ月以内の印鑑登録証明書などの書類が必要とされます。質問の事例で、Aが抵当権を取り消すためには、「父親はAのいとこの借金のために土地を抵当に入れることを同意していなかった」と証明していかなければなりません。Aの父親は既に亡くなっており、土地を抵当に入れた経緯や同意の有無を直接確認することはできないので、当時の事情を知る人の証言や残された資料から証明をすることになります。しかし、父親が土地を抵当に入れたときには、最初に述べたように、抵当権設定契約に署名押印をしたり、抵当権設定登記のために権利証や印鑑登録証明書を提出しているはずですので、これらの書類が偽造であるとか、父親がだまされていたとの明確な証拠がない限り、父親は土地を抵当に入れることに同意していたものと判断される可能性が高いと思われます。よって、単に「父親が同意していたか確認できていない」というだけでは、抵当権を取り消すことは難しいといえるでしょう。なお、抵当権を取り消すことができない場合でも、父親から相続した土地の価値が既に登記されている抵当権により担保されている借金の金額よりも大幅に高額であるような場合には、Aは、いとこが設定した抵当権に次いで、同土地に第二順位の抵当権を設定し、借金をすることができる場合もあります。(担当弁護士・吉田瑞穂)
平成25年度紙オムツ助成事業のお知らせ         Topix

紙オムツ助成事業 今年度より対象者を拡大します。
助成金額は1万円。業者が直接紙オムツをご自宅にお届けします。
対象者は、以下のとおりです。

①在宅の65歳以上(平成26年3月31日までに65歳となる方)の要介護
者で、1日中ベッドで過ごし、排泄・着替え・食事等、介護を要する方。
(座位保持が可能な方は対象外)
②在宅の身体障害者手帳1級・2級、療育手帳Aを所持する排泄に介助を要する方。
③短期入所・入院は支給対象となります。(入所施設や老人保健施設入所は対象外)

地域の民生委員が対象者の調査に伺いますのでご協力ください。
または、下記担当までご連絡ください。(高井)
調査期間:9月4日(水)から10月11日(金)
問合せ:社会福祉法人三浦市社会福祉協議会 地域福祉課 ☎888-7347

      ☎046‐888‐9555(代)
赤い羽根共同募金のお願い          Other articles 

赤い羽根共同募金

 10月1日から始まる「赤い羽根共同募金」は、市民自らの行動を応援する「じぶんの町を良くするしくみ」です。
 三浦市社会福祉協議会では、神奈川県共同募金会の支会事務局を務め、募金活動を計画的に進めています。
集まった募金の約70%は、三浦市の地域福祉を推進するために使われます。残りの30%は、この三浦市を超えた広域的な課題を解決するために、神奈川県を範囲として使われています。また、大規模な災害が起こった際のそなえとして、各都道府県の共同募金会では、募金額の一部を「災害等準備金」として積み立てています。この積み立ては、大規模災害が起こった際に、災害ボランティア活動支援など、被災地を応援するために使われています。

三浦市の一世帯あたりの目安額は例年250円です。
皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。

福祉カレンダー




2013年9月


11日 無縁仏供養
11日 一級建築士住宅改造相談
19日 みうらふれあいサロン
(三浦市地域福祉センター)
21日 個別療育相談
22日 個別療育相談
26日 遊びの広場
きらきらキッズ
26日 みうらふれあいサロン
(三浦市勤労市民センター)
27日 無料法律相談

2013年10月


 1日 共同募金活動開始
 9日 一級建築士住宅改造相談
17日 みうらふれあいサロン
(三浦市地域福祉センター)
19日 個別療育相談
20日 個別療育相談
24日 遊びの広場
きらきらキッズ
24日 みうらふれあいサロン
   (三浦市勤労市民センター)
25日 無料法律相談
27日 地域福祉センターまつり

掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。
各予定のお問い合わせは…
☎888-7347

地域福祉活動 短 信                Brief correspondence


①第12回 地域福祉センターまつり
地域活動短信5三浦市地域福祉センターでは、利用者と地域住民との交流を目的に「三浦市地域福祉センターまつり」を来たる10月27日に開催します。
当日は、利用者の作品展示、バザー、介護相談コーナー、施設見学、喫茶コーナー、模擬店(焼きそば・フランクフルト・ゲームコーナー等)を予定しています。お気軽にお越しください。(石渡)

日 時 平成25年10月27日(日)  10時~14時30分
会 場 三浦市地域福祉センター

■短信
・第12回地域福祉センターまつり(昨年の様子)

②地域福祉活動計画の策定作業始まる!
地域活動短信6第3次三浦市地域福祉活動計画の策定作業が始まりました。計画の策定は、三浦市民生活向上会議という住民参加組織によっておこなわれることになりますが、現在局内プロジェクトを設置し「計画の根拠」となる住民ニーズの把握や地域課題の共有化を図るべく団体ヒアリング等を重ねています。
今後、住民懇談会等も開催していきます。宜しくご協力ください。
就労継続支援B型事業所どんまい                Advertisement

「就労継続支援事業B型事業」は、一般就労が難しい方、離職された方、仕事をすることで社会的自立を目指したい方に働く場を提供するとともに、知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う事業です。「どんまい」では、生産活動を「宅配弁当事業」に定め、働く喜び、喜ばれる感動を体感できる事業展開をモットーとしていきます。短時間からの利用も可能であり、利用される方個別に活動内容を検討し支援を行います。(山中)
541-2
アドバイザリー・スタッフ 
発達障害や知的障害に関するアドバイザリー・スタッフをKCNの理事長冨岡貴生(社会福祉法人唐池学園貴志園園長)先生にお願いしています。

どんまいのスタッフ
541-3
パーティーのオードブルやサンドイッチなどの軽食、会議・研修・会合などの昼食プランもお受け致します。その他、特別なご要望がある場合は、電話にてお問合せください。
電話:046-888-7655(直通)
カテゴリー: 未分類

Web Magazine
『社協みうら』
地域福祉の総合情報誌

〒238-0102 
三浦市南下浦町菊名1258-3
事務局
TEL 046-888-7347
FAX 046-889-1561
発行責任者:杉山実
編集人:高根沢奈津子

社協会員募集!

三浦市社会福祉協議会では、その社団的性格から、会員制を敷いています。   
当協議会の会員制度は、社協活動を通じて地域福祉を推進する助け合いの仕組みです。皆様からお寄せいただいた会費は、福祉のまちづくりのための貴重な財源として活用されます。

一般会費 : 一口1,000円
賛助会費 : 一口3,000円

☎ 046-888-7347

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    朗読「ひばりの会」

    「ひばり89号」A面です。

    「ひばり89号」B面です。

    三浦市を中心にし、朗読の勉強会、保育園や高齢者施設などへの朗読や­紙芝居のボランティアに行っているボランティアサークル「ひばりの会」さん朗読をお楽しみ下さい。