「社協みうら」第175号

みうらの至福人

人とつながっていることが大切。


「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。
今回ご紹介するのは、それいけ!デイサービスセンターを卒業した宮川義子さんです。宮川さんがデイサービスに通い始めた頃は、家に閉じこもりがちで生活に不安を感じていたそうです。
しかし、デイサービスの職員や他の利用者と交流を通して「自分も元気になれるんだ」と気付き、気持ちが明るく前向きになったとのこと。
近況を伺うと「人とつながっていることが大切だと考え、趣味活動や地域サロンに参加しています。生涯現役でいたい」とお話しされました。

特集・三浦市社協未病センター開設!

「社協みうら」第175号のラインラップ

みうらの至福人―宮川義子さん

  • 特集・三浦市社協未病センター開設!
  • 三浦市ボランティア情報
  • 介護最前線―高齢者デイサービス湯ごころ
  • 福祉施設訪問記―社会福祉法人阿部睦会美山特養ホーム
  • 元気!社協の職員
  • 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
  • 「地域包括ケア推進のための地域診断書/城ヶ島区」を発行
  • 第2回三浦市社会福祉協議会介護職員初任者研修
  • 虐待防止ネットワーク事業と「虐待防止の手引き」
  • 理学療法士・熊谷昌彦の「介護ワンポイント・アドバイス」
  • 福祉カレンダー

「未病を治すかながわ宣言」に基づき、健康状態を見える化 三浦市社協未病センター開設!
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未病とは?
皆さんは、「未病」という言葉をご存知でしょうか?人の健康状態は、ここまでは健康、ここからは病気といった具合に、明確に区分できるものではありません。健康と病気の間で連続的に変化しているのです。そして、その状態を「未病」といいます。「未病」の改善には、特定の病気になってから治療するのではなく、普段から心身の状態を把握しておくことが、とても重要になってきます。

三浦市社協未病センターの役割
そこで、三浦市社会福祉協議会でも、神奈川県の認証を受けて、三浦市総合福祉センター内に、「未病改善」の取り組みを継続的に体験、実践できる拠点施設を設けることにしました。「三浦市社協未病センター」は、社会福祉法人が運営する唯一の未病センターでもあります。
三浦市社会福祉協議会では、この未病改善の取り組みを地域包括ケアシステムの構築につなげたいと考えています。神奈川県が提唱するCHO構想の推進と未病改善の取り組みは、地域包括ケアシステムを構築するための土台づくりになると考えるからです。それはまさに、自助・互助・共助・公助でいうところの「自助」であり、この自助なくして地域包括ケアシステムの構築は成し得ないでしょう。
ですから、月に一度は、当未病センターにお越しいただき、ご自身の身体状況をチェックしていただきたいのです。ご来館のたびに専属のスタッフ(看護師などの専門職)がポイントを付与いたします。貯まったポイントは、年度末に開催される「市民活動デイ/大抽選会」の抽選券となります。素敵な地場産品が当たるチャンスです。貯めれば当たる!貯めれば元気!皆さん、どうぞ楽しみながら健康づくりに取り組んでください!
ある一定の人数がまとまれば、出張での健康測定にも応じます。センターまでは来られないという方も、お気軽にご相談ください。(成田)

三浦市社協未病センター 場所:三浦市南下浦町菊名1258-3 三浦市総合福祉センター内 電話:888-7347(代表) 所長:長惠(ちょうめぐみ/看護師) ※センターは年末年始、土・日曜日、祝祭日を除く午前9時から午後4時まで開設しています。

社会福祉功労者表彰videobg1

平成二十八年度社会福祉功労者表彰式典において表彰等を受けた皆様です(敬称略・順不同)。おめでとうございます。
表彰…三浦地区保護司会▽今井正純▽須藤都子▽石渡トキヱ▽秋本清道▽加藤和己▽田川雄二▼三浦市民生委員児童委員協議会▽林原和子▽平野正美▽澤田和男▽岩切瑠美子▽野沢昌子▽福山公子▽石井京子▽鈴木るゑ子▽三橋好子▽松原ユカ子▼社会福祉法人三崎二葉会▽原真路▼特定非営利活動法人三浦市介護サービスセンター▽加藤京子▽西崎敏江▽蒲原武夫▽岩崎由理▼三浦市社会福祉協議会▽安留美津代▽水野さよみ
感謝…団体▽三浦市精神保健福祉ボランティア連絡会▼個人▽松井峯子(老人趣味の会)▽大井恒男(三浦腎友会)門脇房江(同)蔵重友子(ひばりの会) 
福祉用具アイディアコンクール入賞者…青木あすか▽長島崇瑛▽松崎美緒
それいけ!デイサービスセンター卒業生…▽宮川義子▽石渡久子

介護最前線―高齢者デイサービス湯ごころvideobg1
三崎にお住いの岩澤さんは、六十八年前に嫁いできた頃の町の様子をよく聞かせてくださいます。「当時の三崎には帽子屋さんや洋品店、船具店などたくさんのお店があり、とても賑わっていました。食堂では朝から晩まで宴会、なんてことも珍しくなかったくらいです。営んでいた家具店も、お客さんが来るので早朝から開けていました。三崎の町は、だいぶ変わりましたね。でも、今も昔も、三崎はいい人ばかりです。」 そんな三崎大好きの岩澤さんは、近所の散歩を日課にしています。また、湯ごころでは脚や腕のリハビリに励んでいて、歩くために必要な筋力を維持することができています。湯ごころではこれからも、住み慣れた町での暮らしを続けるためのお手伝いをさせていただきたいと思います。(高坂)

福祉施設訪問記第23回videobg1
阿部施設長にお話を伺いました。 「昭和六十一年五月一日に事業を開始し、現在は定員九十四(内ユニット三十・短期入所十四)名の特別養護老人ホームです。入居者の皆様に可能な限り、居宅での生活へ復帰していただくことを念頭に、畑に囲まれたのどかな環境の中、ゆっくりと丁寧な介護サービスをおこなっています。 これからも基本理念の『優しい心と微笑み』『豊かな感性の練磨』『明朗で規律正しい業務遂行』を実践し、信頼される高齢者福祉の拠点として、地域とともに歩んでいけるよう努めていきます。」(石渡)

元気!社協の職員 File No.24videobg1
西高 美智代(総務課) 引橋の三浦市総合福祉センター、一階事務所におります、西高です。  ただいま三浦市社会福祉協議会では、CHO構想に基づいて、職員の健康づくりに取り組むため、タニタの『活動量計』を携行するようにしています。活動量計は、一日の歩数、消費エネルギー等を計り、三十日分のデータを保存することができます。昨年の夏頃からスタートしました。私はちょうど、健康・体重管理のために週一回、一時間半位のウォーキングをするようにしていたところでした。活動量計を使ってみると、実際の歩数等が表示され、大変励みになりました。  この度、職員の中で一番歩数が多かったということで優秀賞をいただきました。ありがとうございます。歩くことは、気分転換にもなりますし、一番簡単にできる運動だと思います。ぜひおすすめいたします。(本人談)

神奈川県では、企業・団体内にCHO(Chief Health Officer=健康管理最高責任者)などの責任者や担当部署を置いて健康経営を推進するように促す、「CHO構想」を打ち出しています。

狩倉弁護士のワンポイント法律相談
法律相談は3月24日・4月28日。予約制☎888-7347
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Q:離婚した配偶者の年金分割ができるそうですが、どのようなことか教えてください。

A:離婚時の年金分割とは、婚姻期間中に納めてきた厚生年金や共済年金の年金保険料の記録を離婚に伴って夫婦で分割するものです。将来給付される年金額そのものを分けるものではありません。厚生年金等は、給与額に応じて保険料を納めますが、夫婦のうち給与の多い側の収入は、他方の貢献により形成されたと考えられることから、年金分割により厚生年金等に未加入ないしは納付保険料の少ない側の将来の年金額が増えるようにし、公平を図るのです。年金分割には、①夫婦の合意なく行える場合と②夫婦の合意又は裁判所での取り決めにより行う場合があります。①夫婦の合意なく行える場合とは、平成二十年五月一日以後に離婚した場合で、かつ、分割を受ける側が、他方の扶養者になっており、国民年金の保険料を本人が負担していない場合です。この場合、夫婦の間で合意がなくても、平成二十年四月一日以後の婚姻期間中の保険料の記録を当然に半分ずつに分割できます。平成二十年三月三十一日以前の記録については、②の手続きが必要です。②夫婦の合意または裁判所での取り決めにより行う場合とは、婚姻の全期間中の保険料の記録の分割割合を夫婦の合意または裁判所で定めてもらう事で行う場合です。この際、分割すべき保険料の記録を正確に把握するため、年金分割のための「情報通知書」を用意しましょう。 ①の場合及び②の場合で分割割合が定まったら、年金事務所で年金分割の請求をします。この請求は、原則として、離婚から二年以内に行わなければならないので、注意しましょう。(担当弁護士)山縣 宏子
「地域包括ケア推進のための地域診断書/城ヶ島区」を発行videobg1
三浦市社会福祉協議会では、昨年度から、地域踏査を実施しています。 「地域包括ケアシステム」を構築するためには、その“舞台”となる地域の実情を適正に把握する必要があると考えたからです。 今般、城ヶ島区の調査結果をまとめた「地域診断書」を発行することができました。 城ヶ島は、住民間の結びつきが強く、ご近所同士の見守りが自然におこなわれています。 また、地縁や趣味、生業に基づいた市民活動団体があり、地域の活性化や課題解決に向け活動していることがわかりました。 2月13日には、この診断書をもとに住民懇談会も開催しています。なお、診断書(数に限りあり)をご希望の方は、 ☎888-7347までお問い合せください。(齋藤)

第2回三浦市社会福祉協議会介護職員初任者研修videobg1

市内に特養が2施設増設されることを踏まえ、今年度追加で開催いたします。
今回は昼間のコースになりますが、この機会に受講することをお薦めします。対象は、三浦市近隣在住・在勤の16歳以上の方。これから働こうという方。
期間:平成29年3月15日~5月8日*月・水・金9:30~7時間、計21日間/費用:4万円
会場:あんじゅ三崎口(三崎口駅前)      
問合:研修センター(☎888-7347)成田・前川

虐待防止ネットワーク事業と「虐待防止の手引き」videobg1
地域包括支援センターおまかせでは、虐待防止ネットワーク事業の一環として、虐待防止の啓発活動をおこなっています。1月には「事例を通して考える虐待の実態」という研修を開催しました。また、これを機に「虐待防止の手引き」というハンドブックも作成しました。市民の皆様の理解を促進し、いざという時に適切な対応をとれるようにすることが目的です。虐待を早期に発見し、解決するためには、地域住民の見守りの「目」が必要不可欠です。「手引き」に関するお問い合わせは☎876-7557までお願いいたします。(齋藤)

教えて!熊谷さん―理学療法士・熊谷昌彦の「介護ワンポイント・アドバイス」videobg1
今回のテーマ「生活動作と居住環境」
今回から、成田と交替でこのコーナーを担当します。私たち理学療法士は「生活動作」を診ることを専門としています。生活動作とは、布団から起き上がる、いすから立ち上がる、食事する、着替える…など、毎日何気なくおこなっている諸々の動作のことを指します。しかし、病気やケガ、加齢等に伴う身体状況の変化によって、それまで当たり前にやっていた生活動作を「大変」「危ない」と感じるようになります。このときに、身体に負担の少ない動作を習得したり、居住環境を改善することが重要です。何もしないでいると、事態の悪化を招くことがあります。例えば、身体に合わなくなったいすを使い続けることで、姿勢が悪くなり、腰痛になるおそれがあります。また、立ち上がるときにバランスを崩し、転倒する危険性もあります。居住環境を整えることは、住み慣れた地域で生活を送るために欠かせない要素の一つです。本会では「住宅改修相談」をおこなっています。「改修」といっても、たんすの位置を変えて動線を見直したり、つまずく恐れのある敷物の使用をやめるなど、簡単にできる改善方法も紹介しています。興味のある方は、☎八八八‐七三四七までお問い合せください。

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2017年3月
 8日 一級建築士住宅改修相談
18日 個別療育相談
22日 どんまい市役所弁当販売
23日 遊びの広場きらきらキッズ
24日 無料法律相談(総合福祉センター)
28日・29日 HUGくみ遠足

2017年4月
12日 一級建築士住宅改修相談
15日 個別療育相談
19日 どんまい市役所弁当販売
27日 遊びの広場きらきらキッズ
28日 無料法律相談(はにかみ屋)

みうらふれあいサロン情報
2017年3月
6・13日 地域福祉センター
9・16・23日 勤労市民センター
8・15・22日 城ケ島区民センター
2日 日の出区民会館
27日 向ヶ崎氏子会館
13・27日 初声市民センター
14・28日 上宮田県営団地
14・28日 南下浦市民センター

2017年4月
13・20・27日 勤労市民センター
12・19・26日 城ケ島区民センター
6日 日の出区民会館
17日 向ヶ崎氏子会館
10・24日 初声市民センター
11・25日 上宮田県営団地
11・25日 南下浦市民センター

介護予防・リハビリ体操教室情報
2017年3月
22日 地域福祉センター
24日 あんじゅ三崎口
2017年4月
26日 地域福祉センター
28日 あんじゅ三崎口

掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。
各予定のお問い合わせは☎888-7347

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Web Magazine
『社協みうら』
地域福祉の総合情報誌

〒238-0102 
三浦市南下浦町菊名1258-3
事務局
TEL 046-888-7347
FAX 046-889-1561
発行責任者:杉山実
編集人:高根沢奈津子

社協会員募集!

三浦市社会福祉協議会では、その社団的性格から、会員制を敷いています。   
当協議会の会員制度は、社協活動を通じて地域福祉を推進する助け合いの仕組みです。皆様からお寄せいただいた会費は、福祉のまちづくりのための貴重な財源として活用されます。

一般会費 : 一口1,000円
賛助会費 : 一口3,000円

☎ 046-888-7347

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    朗読「ひばりの会」

    「ひばり89号」A面です。

    「ひばり89号」B面です。

    三浦市を中心にし、朗読の勉強会、保育園や高齢者施設などへの朗読や­紙芝居のボランティアに行っているボランティアサークル「ひばりの会」さん朗読をお楽しみ下さい。