「社協みうら」第160号

新通弘二さん~海の楽しさを知ってほしい。~

「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。

今回ご紹介するのは株式会社リビエラリゾートシーボニアマリーナのハーバーマスター新通弘二さんです。昨年よりリビエラリゾートでは、HUGくみを利用する障害児を対象に、プールの開放や「海洋塾」というマリンスポーツの体験プログラムをご提供くださっています。新通さんは「今後も社会貢献活動を推進し、より多くの三浦の子どもたちに、“本当の海”を楽しんでほしい」と夏の日差しに負けない笑顔でお話しくださいました。

 

特集  要援護者災害支援市民シンポ大盛況のうちに終了!

「社協みうら」第160のラインラップ

みうらの至福人―新通弘二さん

  • 特集・要援護者災害支援市民シンポ大盛況のうちに終了!
  • 三浦市ボランティア情報
  • 介護最前線―児童発達支援事業所HUGくみ
  • 福祉施設訪問記―医療法人財団青山会「こころの相談センターチームブルー」
  • 元気!社協の職員
  • 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
  • 三浦市社会福祉協議会“地域をつなぐ”はつらつフェスタ
  • 平成26年度「皆で海に親しむ会」
  • 理学療法士・成田慎一の「介護ワンポイント・アドバイス」
  • 福祉カレンダー
要援護者災害支援市民シンポ大盛況のうちに終了!
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市民シンポジウム
三浦市ボランティア連絡協議会と三浦市、そして、三浦市社会福祉協議会が共催した「要援護者災害支援市民シンポジウム」が、去る六月十五日、三浦市民ホールで開催され、大盛況のうちに終了しました。
シンポジウムは、東日本大震災で被災した障害者らの実態を記録したドキュメンタリー映画「逃げ遅れる人々」の上映に始まり、三浦市総務部防災課の高垣秀樹課長と三浦市農業協同組合の大井章一組合長(当時)が、三浦市の防災対策と三浦市農協による被災地支援の取り組みについて、それぞれ基調報告をしてくださいました。これを受けていよいよパネルディスカッションです。
各パネラーには、それぞれの立場から問題提起をしていただきました。当事者の立場から三浦市聴覚障害者協会の古谷紀幸さん、東日本大震災の際、いち早く被災地に赴き、福祉避難所の運営にあたった医療法人財団青山会の長澤易知(看護師)さん、そして、災害弱者と呼ばれる方々の保護者、ご家族の立場から石渡正志さんのお三方から、体験談を交えた貴重なお話を伺うことができました。皆さん本当にありがとうございました。
なお、今回のシンポジウム、参加費は一名五百円のチケット制で実施しました。必要経費を除く全額を三浦市の防災対策と東日本大震災の被災地支援に役立ててもらうためです。果たしてチケットは完売し、総額二十万円を三浦市と日本赤十字社を通じて被災地に寄付することができました。

①パネルディスカッションの様子②当日のプログラム③吉田ひでお市長に寄付金を手渡す大井ボラ協会長④大井章一農協組合長⑤高垣秀樹防災課長
市民活動助成事業について
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助成事業
昨年度、その仕組みを改正した「市民活動助成事業」についてご紹介します。
本事業の助成対象となる活動は「①三浦市及び三浦市民が抱える福祉的課題の解決のための活動であること②活動の公益性・社会性が高いこと③実施主体が自発的に行う活動であること④活動内容が創造的であること⑤他団体との連携によって、新たな活動領域を開拓するなど団体間の相乗効果を意図して活動していること」となっており、これらの条件を満たす活動です。
申請は年間を通じて受け付けています。但し、活動実施日の六十日前までに申請しなければなりません。
今年度は①障害者と親の会「つくしクラブ」の革工芸教室・お楽しみ会の活動に十万二千円②入江ひまわり会の高齢者を対象とした友愛・サロン活動に二万円を交付しています(八月七日現在)。助成の決定は、三浦市民生活向上会議ボランティア活動推進部会(右写真)においておこなわれます。どうぞ、意欲が伝わってくる申請をお寄せください。(杉崎)

障害者の地域活動支援センター「NPO法人ハーベスト・きくな」では①畑作業②ミシン掛けのボランティアを募集しています。興味のある方はボランティアセンターまでお問合せ下さい。☎888-7347(杉崎)

寄託
社会福祉事業のために(敬称略)
▽天理教横須賀支部三浦地区代表鈴木寧夫▽中澤一江

ボランティア情報
☎888-7347
⇒三浦市ボランティアセンターはこちらです。
発達支援最前線―児童発達支事業所HUGくみ
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鈴木遥也くん
キラキラ笑顔の遥也くん。カメラ目線でポーズを決めます。

いつもニコニコとしていて、周りの人をハッピーな気持ちにしてくれる遥也くん。HUGくみ歴四年でその間に兄妹も増えました。HUGくみに通うことで、「たくさんのお友達やスタッフと関われて幸せ」また「きょうだい児(※)との時間がたくさん持てるようになった」と語ってくれたのは育児も家事も頑張るお母さん。
遥也くんにとってHUGくみは“お友達とのふれあいの場所”とのこと。笑顔が素敵な遥也くんの周りには、自然とお友達も集まってきて、いつもめいっぱいの笑顔で応えてくれます。活動では一緒にプールに入ったり海で遊んだり、貼り絵をしたりとお友達と一緒に、楽しくHUGくみを満喫していま~す。(小林)
※病気や障害を抱えた子どものきょうだいを「きょうだい児」 と呼びます
三浦市社会福祉協議会児童発達支援事業所「HUGくみ」のお問い合わせは☎046-876-9941(直通)
福祉施設訪問記 第9回videobg1
チームブルー
相馬妙子さん施設長 相馬妙子さん
〒238-0101 神奈川県三浦市
南下浦町上宮田3118
☎046-874-8500

三浦海岸駅の西側にある「こころの相談センターチームブルー」は、四月一日に開設した障害のある方の相談支援事業所です。
相談支援専門員の相馬妙子さんは「メインの仕事は、福祉サービスを利用するために必要な、サービス等利用計画を一緒につくること」とおっしゃいます。心がけていることは「ご本人がどんな風に考えているのか、今までどんな暮らし、人生を重ねてきたのか、相談支援専門員に打ち明けてくれるような関係を築きながら関わっていくこと」だそうです。(齋田)
 元気!社協の職員 File No.9
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高坂奈津美(チーフヘルパー)

高坂地域サービスセンター(通所介護)に勤務し、早いもので十二年になろうとしています。
市内では老舗の高齢者デイサービスです。平成四年の開所当時から、その介護魂は脈々と職員間へ受け継がれており、地域に根付いた、きめ細やかなサービスには自信があります。また、通常型の通所介護の中で、他ではあまりみられない、理学療法士による専門的なリハビリも当センターの特徴です。

これからも、伝統ある「社協デイサービス」の名に恥じぬよう、しっかりと、利用者一人一人と向き合い、より良いサービス提供ができるように頑張ります。(本人談)
10月1日から赤い羽根共同募金が始まります。
赤い羽根
狩倉弁護士のワンポイント法律相談
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karikura  

Q: 成人した大学生の息子が、サラ金から借金をしていました、実際の債務の状況もわかりません。どのように実態を把握し、また、返済したらよいのでしょうか?

A:取引の実態を把握するためには、サラ金等の貸金業者に対して取引の履歴を明らかにさせることが必要です。借入と返済の年月日及び借入額・返済額を明らかにすることで、取引の実態を把握します。その際、完済した借入についても全て明らかにさせることが大切です。
取引の履歴が明らかになったら、法定の上限利率に基づき、利息の再計算を行うことが必要です。法律に定められている上限利率を超える利息を請求し、これを支払わされていることがありますが、このように計算した結果、債務額が少なくなる場合があり、さらには返済しすぎていたことにより、払いすぎていた過払金の返還を受けられる場合もあります。
以上の調査の結果、払い過ぎていた場合には返還を受けたうえで、債務が残るようであれば、正しい債務額を支払可能な金額で一括または分割で返済する交渉をし、合意した内容で返済してゆくべきです。これらの調査や交渉をご本人で行うことも不可能ではありませんが、きちんとした処理を行うためには、弁護士にご相談されることをお勧めします。

 (担当弁護士・鈴木 亮)
三浦市社会福祉協議会“地域をつなぐ”はつらつフェスタ   information
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はつらつフェスタ10月5日(日)午前10時、三浦市総合福祉センターにおいて「地域をつなぐはつらつフェスタ」を開催します。
多くの皆様にご来場いただけるよう福祉関係団体の参加・協力によるバザーや模擬店の出店のほか、楽しいアトラクションも盛沢山。
三浦ツナ之介
駐車場は旧三崎高校にご用意していますので、是非、ご家族でご来場ください。

立教大学チアリーダー出演者決定!
フリーマーケット出店者募集中!

【アトラクション出演予定者】
▼立教大学体育会応援団チアリーディング部▼油壷幼稚園鼓笛隊▼かもめ児童合唱団▼辻ファミリー▼模擬店▼三崎まぐろラーメンズ(まぐろラーメン)▼三浦創生舎(餃子)▼生活訓練施設萌木(たこ焼)▼ハーベスト菊名(パウンドケーキ他)▼三浦市ボランティア連絡協議会&どんまい(から揚げ)▼三浦市社協(焼きそば他)
平成26年度「皆で海に親しむ会」   Other articles
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皆で海に親しむ会
8月5日、毎年恒例の“皆で海に親しむ会”が開催されました。
三方を海に囲まれた豊かな自然環境にありながら、海に親しむ機会の少ない障害児者らがバーベキューや海水浴を楽しみました。
今年は、史上最多の75名が参加!
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2014年9月
 7日 老人クラブ「福祉健康祭り」
10日 みうらふれあいサロン
(三浦漁村センター)
10日 一級建築士住宅改造相談
11日 みうらふれあいサロン
(勤労市民センター)
17日 どんまい市役所弁当販売
20日 個別療育相談
21日 個別療育相談
24日 リハビリ体操教室
24日 みうらふれあいサロン
(三浦漁村センター)
24日 はつらつ敬老会
25日 遊びの広場きらきらキッズ
25日 みうらふれあいサロン
(勤労市民センター)
26日 高齢者表敬訪問
26日 無料法律相談
(総合福祉センター)
29日 名向小3年&HUG交流会
29日 秋季彼岸法要

2014年10月
 5日 はつらつフェスタ
 8日 一級建築士住宅改造相談
 8日 みうらふれあいサロン
    (三浦漁村センター)
 8日 苦情処理委員会
 9日 みうらふれあいサロン
(勤労市民センター)
18日 個別療育相談
19日 個別療育相談
24日 無料法律相談
(はにかみ屋)
22日 みうらふれあいサロン
    (三浦漁村センター)
22日 リハビリ体操教室
23日 みうらふれあいサロン
    (勤労市民センター)
23日 遊びの広場きらきらキッズ

掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。各予定のお問い合わせは…☎888-7347
教えて!成田さんー理学療法士・成田慎一の「介護ワンポイント・アドバイス」
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成田1    今回のテーマ「車いす」

車いすに座るとわかるのですが、座り心地はよくありません。あくまでも移動するためのものであり、移動後は椅子に移ることが大切です。但し、立ち上がることが難しい方や座る姿勢を保つことができない方には必要なものです。
その選ぶ一つめのポイントはお尻にクッションを入れた状態で地面に足がつくことです。二つめはその人にとって適度な横幅であることです。三つめは手でこげる人にはハンドリムという輪付きのもの、足でこげる人は足台をあげやすいものにしておくことです。四つめは立ち上がれない人には脇を跳ね上げ、足台をスイングできるものにしておくと乗り移りの介助が楽になります。
まだポイントはありますが、最後に車いすを介助する方は、押す時には利用者の歩行の速さ以下を目指しておこないましょう!
車椅子
成田慎一プロフィール:
介護職からPTの資格を取得。特別養護老人ホームやデイサービスなどの相談員・機能訓練指導員として勤務。昨年は介護の専門学校の教員をしながら地域の体操教室を展開、今年四月より三浦社協勤務。PR「三浦市の地域福祉の推進のために頑張ります!」

9月7日(日)13~17時、「福祉健康祭り」で「自分でできる健康づくり」について講演します!場所は南下浦市民センター。
就労継続支援B型事業所どんまい                Advertisement
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「就労継続支援事業B型事業」は、一般就労が難しい方、離職された方、仕事をすることで社会的自立を目指したい方に働く場を提供するとともに、知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う事業です。
「どんまい」では、生産活動を「宅配弁当事業」に定め、働く喜び、喜ばれる感動を体感できる事業展開をモットーとしていきます。短時間からの利用も可能であり、利用される方個別に活動内容を検討し支援を行います。(山中)
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アドバイザリー・スタッフ 
発達障害や知的障害に関するアドバイザリー・スタッフをKCNの理事長冨岡貴生(社会福祉法人唐池学園貴志園園長)先生にお願いしています。

どんまいのスタッフ
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パーティーのオードブルやサンドイッチなどの軽食、会議・研修・会合などの昼食プランもお受け致します。その他、特別なご要望がある場合は、電話にてお問合せください。
電話:046-888-7655(直通)
カテゴリー: 未分類

Web Magazine
『社協みうら』
地域福祉の総合情報誌

〒238-0102 
三浦市南下浦町菊名1258-3
事務局
TEL 046-888-7347
FAX 046-889-1561
発行責任者:杉山実
編集人:高根沢奈津子

社協会員募集!

三浦市社会福祉協議会では、その社団的性格から、会員制を敷いています。   
当協議会の会員制度は、社協活動を通じて地域福祉を推進する助け合いの仕組みです。皆様からお寄せいただいた会費は、福祉のまちづくりのための貴重な財源として活用されます。

一般会費 : 一口1,000円
賛助会費 : 一口3,000円

☎ 046-888-7347

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    朗読「ひばりの会」

    「ひばり89号」A面です。

    「ひばり89号」B面です。

    三浦市を中心にし、朗読の勉強会、保育園や高齢者施設などへの朗読や­紙芝居のボランティアに行っているボランティアサークル「ひばりの会」さん朗読をお楽しみ下さい。