「社協みうら」第171号

みうらの至福人

みんなで、楽しく元気に。


「福祉、ふくし」と言い続けるといつの間にか「至福」になる。みうらの地域福祉を優しく支える「至福人」をシリーズで紹介するコーナーです。

今回ご紹介するのは、サロン活動をおこなう深瀬加根さんです。「自身の健康のために」と、昨年度介護予防インストラクター講座を受講された深瀬さん。
修了後、ご近所の方に声をかけ、ご自宅で「なかよし会」と称しサロン活動を始めました。
「みんなで集まり楽しく活動することが、元気につながる。今後新しい参加者が来てくださったとき、サロンに溶け込めるようにするのが、私の役割だと思っている。」
深瀬さんの気配りが、地域の元気の源となっています。

特集 平成27年度事業報告

「社協みうら」第171号のラインラップ

みうらの至福人―深瀬加根さん

  • 特集・平成27年度事業報告
  • 三浦市ボランティア情報
  • 介護支援最前線―小規模多機能型デイサービス「はつらつ」
  • 福祉施設訪問記―NPO法人歩
  • 元気!社協の職員
  • 狩倉弁護士のワンポイント法律相談
  • それいけ!デイサービスセンター開設のお知らせ
  • CHO構想推進コンソーシアム平成28年度第1回会議で事例発表
  • 福祉カレンダー
平成二十七年度事業報告videobg1

平成二十七年度、三浦市社会福祉協議会は、次の重点事業を掲げて、これに取り組みました。
一 総合相談事業の充実
平成二十七年度より生活困窮者自立支援法に基づく相談支援事業を三浦市より受託、相談を通じて「下流老人」や「老後破産」等の問題が浮かび上がってきました。今後、高齢者が、就労により生活防衛できる環境の整備、定年の大幅な延長など社会の仕組みを改めることが求められると感じました。一方で、生活困窮家庭の子供達に対する学習機会の提供や環境の整備を半歩でも進めたいという思いから、当法人の自主事業として、この領域にも取り組みました。元教員などがボランティアで夏期・冬期講習、並びに受験対策講座を実施し、小規模ながらも良質な支援が実践できたと自負しています。今後、学習支援の存在を地域社会がしっかりと認識し、積極的に関わっていくことが求められます。
二 地域リハビリテーション事業の充実と地域包括ケアシステムの整備
三 福祉コミュニティの創造
四 福祉人材養成事業の充実
重点事業の二から四は一体的に実施したので、一括でご報告します。元気な高齢者が生活支援の担い手として活躍できるよう養成した「介護予防インストラクター」に関しては、前号及び下段でご紹介したとおりです。平成二十六年に始めた「リハビリ体操教室」も好評を博し、市内各所で展開しているところです。このリハビリ体操教室と介護予防インストラクターが結びつくことによって、要介護状態となっても住み慣れた地域の中で暮らし続けられる「地域包括ケアシステム」の構築にも寄与することでしょう。また、四面でご紹介した「それいけ!デイサービスセンター」がめざす要介護・要支援状態からの「卒業後」の行先としても想定されます。なお、福祉コミュニティの創造という観点から「地域踏査」も実施しました。
 三浦市社会福祉協議会設立六十周年事業の実施
稲川淳二氏を講師に迎えた福祉記念講演会「命・大切に、思うこと」及びチャリティ映画上映と講演「生き抜く~南三陸町人々の一年」を実施し、どちらも大変好評でした。(石渡)


三浦市社会福祉協議会の平成27年度事業報告書並びに収入支出決算書は、
ホームページからダウンロードできます。
三浦市社会福祉協議会の平成27年度事業報告書並びに収入支出決算書は、ホームページからダウンロードできます。

決算額

サロン活動についてvideobg1
サロン活動について
今回表紙を飾った深瀬加根さんは「介護予防インストラクター養成講座」の修了後、すぐにご自宅でサロン活動を始めました。きたる超高齢社会に向けた介護予防の先駆的な取り組みとして、神奈川新聞・タウンニュース・NHK「ひるまえほっと」で紹介されました。
 なぜ「介護予防」が必要になるのでしょうか。健康を維持することは、現在の生活や自身が担っている役割・社会参加の継続を可能とし、生活の充実につながります。 
 介護予防と住民同士の交流を、歩いて行ける身近な地域でおこなうためには、活動場所の開拓を進める必要があります。この開拓と、活動を継続できるようサポートすることが三浦市社会福祉協議会の役割です。現在、老人会や民生委員の方からご要望をいただき、新たな活動場所が徐々に増えています。
 「地域で、健康促進や住民同士の交流を図る活動をやってみたい」「提供できる活動場所がある」などの情報がありましたら、三浦市社会福祉協議会までご連絡をお願い致します。(齋藤)

福祉用具アイディアコンクールのおしらせ…車いすや杖・食器など、高齢者や障害者、
介護をする方が使っている道具がますます使いやすくなる!生活が快適になる!
そんなアイディアや発明を募集します! 詳しくは三浦市社会福祉協議会ホームページ(https://www.shakyo-miura.com/)まで

サロン活動について
介護支援最前線―小規模多機能型デイサービス「はつらつ」
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「そろそろお兄ちゃんがくるんじゃないかって思ってたんだよ」といつも明るく出迎えてくださる池田さん。  
 城ケ島で生まれ育ち、お土産屋さんで働いていました。人とお話しすることが大好きです。はつらつがある総合福祉センターに到着したときも、必ず一階の事務所にいる職員にも手を振り、挨拶を交わします。はつらつ内でも、誰とでもお話しされ、はつらつのムードメーカーといえる人です。
 そんな池田さんがはつらつを利用されて、はや四年になります。新しい利用者さんともすぐに打ち解けられるのが池田さんの魅力です。
 はつらつで城ケ島の友人とも再会し、ますます元気いっぱい、おしゃべりに花が咲く毎日を過ごされています。(木藤)

福祉施設訪問記  第19回
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福祉施設訪問記  第19回
福祉施設訪問記  第19回「運転手だった経験を活かして、車椅子を利用されている方が、どこでも安全に外出できるよう手助けしたい」という思いで、平成二十五年に有償運送の事業を開始した飯島理事長。
現在八つの市町で移動支援、民間救急、訪問等の事業を展開しています。三浦・横須賀地区では、車両十七台で百名の定期利用者と、四~五百名の単発利用者をお手伝いしているとのこと。
「利用者さんが『できない』と諦めていたことが実現できたとき、喜びとやりがいを感じます。歩の車で、ご家族と旅行に行きませんか?」(斉田)

元気!社協の職員 File No.20
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元気!社協の職員
佐藤美幸(「おまかせ」保健師)
今年の四月から、「地域包括支援センター おまかせ」に勤めています。
 包括支援センターでは六十五歳以上の高齢者の方のお悩みの相談や、デイサービス等の介護予防サービスを利用する際のプラン作成・各種調整、また、市で行っている介護予防事業のご紹介等をさせていただいています。
 三月に三浦市に転入してきたばかりなので右も左もわからない状況ではありますが、四月は前任者と一緒に地域を回らせていただきました。今後も皆様のご相談をお受けしながら、三浦市のことをもっと知っていけたらと思っています。よろしくお願いします。(本人談)

地域をつなぐはつらつフェスタin地域福祉センター

狩倉弁護士のワンポイント法律相談videobg1
165-10Q:近所の犬が夜中に吠えるため、うるさくて困っています。苦情も伝えましたが、納得できる対応をしていただけません。どのような解決方法があるのでしょうか。

A:工場、建設工事や自動車等から発生する騒音については騒音規制法により規制されていますが、同法は生活騒音には適用がなく、各自治体が独自の条例を定めて生活騒音に関する規制や基準を定めています。神奈川県では、神奈川県生活環境の保全等に関する条例第百二条が、日常生活に伴って発生する騒音による公害を生じさせることがないように配慮すること、地域の快適な生活環境の保全に努めることを定めています。各市町村が生活騒音について相談窓口を設けていますので、一度、自治体に相談してみることが考えられます。
自治体に相談しても解決できないような場合、犬の鳴き声が社会生活を行う上で受忍すべき限度を超えているときは、飼い主に対し、防音設備の設置など、騒音の防止を求める請求や精神的苦痛に対する慰謝料の請求ができる場合があります。受忍限度を超えているか否かは、鳴き声の大きさ、鳴いている時間帯、鳴いている時間の長さ、ご相談者の居住する地域の状況、頭痛や不眠等の被害の発生などの事情を考慮して判断されます。
 これらの請求を直ちに訴訟によって行うことも考えられますが、隣近所の関係でもあることからすると、簡易裁判所での調停により、話し合いによる解決を検討することも一つの方法であると思われます。 
(担当弁護士)加藤 修一

それいけ!デイサービスセンター開設のお知らせ
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それいけ!デイサービスセンター開設のお知らせ
6月1日、三浦市地域福祉センター1階に、新しいデイサービスセンターを開設しました。その名もズバリ「それいけ!デイサービスセンター」です。それいけ!デイサービスセンターの考えるリハビリは、単に機能訓練をおこなうことが目的ではなく、たとえば「近所のスーパーまで買い物に行けなくなった」といった具体的な生活上の困りごとを解消することにあります。リハビリと生活を関連づけた支援を実践することが、その大きな特徴なのです。
それいけ!デイサービスセンターを利用する前に、理学療法士、看護師、管理栄養士、一級建築士、歯科医師などの専門職が利用者宅を訪問し、日頃の生活環境を適正に評価した上で課題を整理、生活状況に合った個別性のあるリハビリのプログラムを提供していきます!訪問と通所を組み合わせた新しいサービスが、それいけ!デイサービスセンターによって生み出されるのです!(熊谷)

管理者/理学療法士熊谷昌彦
それいけ!デイサービスセンター開設のお知らせ

CHO構想推進コンソーシアム平成28年度第1回会議で事例発表
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CHO構想推進コンソーシアム平成28年度第1回会議で事例発表
CHO構想推進コンソーシアム平成28年度第1回会議において、三浦市社会福祉協議会におけるCHO構想の取組み状況を事例報告してきました。このコンソーシアムで社会福祉法人が事例発表するのは初めてのことだそうです。当法人では、神奈川県が推し進める「CHO構想」に賛同し、職員の健康経営に取り組んでいますが、その理念を自らが提供する福祉サービスにまで付帯させたことが高く評価されたようです。(成田)
CHO構想推進コンソーシアム平成28年度第1回会議で事例発表

福祉カレンダーvideobg1

2016年7月
13日 一級建築士住宅改造相談
16日 個別療育相談
16日 きょうだい児BBQ大会
22日 無料法律相談(総合福祉センター)
27日 どんまい市役所弁当販売 
28日 遊びの広場きらきらキッズ
28日・29日 おとまり会
2016年8月
02日 皆で海に親しむ会
10日 一級建築士住宅改造相談
20日 個別療育相談
24日 どんまい市役所弁当販売
25日 遊びの広場きらきらキッズ
25・26日 おとまり会
26日 無料法律相談(はにかみ屋)

みうらふれあいサロン情報
2016年7月
4・11日     地域福祉センター
14・21・28日  勤労市民センター
13・20・27日  城ケ島区民センター
7日        日の出区民会館
25日        向ヶ崎氏子会館
11・25日    初声市民センター
12・26日     上宮田県営団地
12・26日     南下浦市民センター

2016年8月
1・8・15日   地域福祉センター
18・25日     勤労市民センター
10・17・24日  城ケ島区民センター
4日       日の出区民会館
15日         向ヶ崎氏子会館
8・22日     初声市民センター
9・23日      上宮田県営団地
9・23日      南下浦市民センター

介護予防・リハビリ体操教室情報
2016年7月
22日 あんじゅ三崎口
27日 地域福祉センター
2016年8月
24日 地域福祉センター
26日 あんじゅ三崎口

掲載予定は、予告なく変更になる場合があります。
各予定のお問い合わせは☎888-7347


※「介護ワンポイント・アドバイス」は休載します。

カテゴリー: 未分類

Web Magazine
『社協みうら』
地域福祉の総合情報誌

〒238-0102 
三浦市南下浦町菊名1258-3
事務局
TEL 046-888-7347
FAX 046-889-1561
発行責任者:杉山実
編集人:高根沢奈津子

社協会員募集!

三浦市社会福祉協議会では、その社団的性格から、会員制を敷いています。   
当協議会の会員制度は、社協活動を通じて地域福祉を推進する助け合いの仕組みです。皆様からお寄せいただいた会費は、福祉のまちづくりのための貴重な財源として活用されます。

一般会費 : 一口1,000円
賛助会費 : 一口3,000円

☎ 046-888-7347

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    朗読「ひばりの会」

    「ひばり89号」A面です。

    「ひばり89号」B面です。

    三浦市を中心にし、朗読の勉強会、保育園や高齢者施設などへの朗読や­紙芝居のボランティアに行っているボランティアサークル「ひばりの会」さん朗読をお楽しみ下さい。