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KCN勉強会

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三浦市社会福祉協議会常務理事の佐藤千徳です。
去る3月9日、KCN(NPO法人かながわ障がいケアマネジメント従事者ネットワーク)の理事長・富岡貴生先生をお招きして「ケース会議の持ち方」に関する勉強会を開催いたしました。
この回では、HUGくみが事例を提出し、当該事例に関し、関係スタッフが質問や考えを自由に述べるブレーンストーミングのような形式でおこなわれました。
ルールはただひとつ。どのような意見が出されてもそれを否定しないこと。
ヒューマンサービスとしての対人援助は極めて多様です。今回の研修を通して改めてそんなことを考えさせられました。いくら専門職と呼ばれる我々が、専門的な立場から人間を部分的に捉えたとしても、援助される側からすると、必ずしもそれが「生活」や「人生」の目標達成に繋がるとは限りません。「病気を治した」「経済的に安定した」「食事や入浴の機会を得た」といっても、それは表層的な結果であって、本当に本人の「幸せ」に繋がっているどうかはわからないのです。
富岡先生は、一生懸命我々の取組みを褒めてくださいましたが、ネットワークを構築することの困難性やリスクマネジメントの甘さについては、穏やかな口調の中に厳しいご指摘いただいたと思っております。
シリーズで開催される研修の今日は2回目。夜の7時~9時という時間帯に茅ヶ崎からお越しいただいた富岡先生に改めて御礼申し上げますとともに、最終回まで後1回、宜しくご指導くださいますよう重ねてお願い申し上げます。